声を聞かせて ページ26
(難聴発症後、付き合ってる頃 同棲中)
安元「ただいまー…A？」
氷翠「…」
安元「どうしたの、なにかあった？」
氷翠「耳鳴りが、左耳が、ずっと…」
安元「A、A…落ち着いて」
氷翠「どうしよう、また、また私、」
安元「A…俺の声は？」
氷翠「っ…洋貴さんっ…」
安元「俺の声、聞こえる？」
(氷翠の左耳に話しかける)
氷翠「っ…聞こえるっ、聞こえるよ、…洋貴さんの声っ…」
安元「うん…聞こえてくれてありがとうね」
(抱き締める)
氷翠「…左耳が聞こえなくなった時…私が嫌いな、溺れた感覚、目眩もして、吐き気も…好きな音が、聞きたくなくなった…」
安元「…」
氷翠「でも、洋貴さんの声、左耳から聞こえた時…涙が出そうになったの、音が聞こえるということを諦めた左耳を、洋貴さんが助けてくれた」
氷翠「洋貴さんが、溺れた私を助けてくれた…」
“あぁ、この子は俺が、俺が守ってあげないといけない”
安元「俺もAに助けてもらったんだよ…この声を必要としてくれたAがいてくれるから、俺はここにいる…Aと一緒だよ」
氷翠「…一緒じゃないよ、私が、私が洋貴さんにっ…んっ…」
(キスをして口を塞いでベッドに押し倒す)
安元「っはぁ、俺は、Aが好きだよ、愛してる…耳が聴こえなくなろうが、目が見えなくなろうが、Aから離れない」
氷翠「洋貴さんっ…ふふっ…やっぱり洋貴さんの声、安心する…」
安元「安心する？(笑)…耳鳴りはどう？」
氷翠「少し…落ち着いた、少しするけど、目眩は失くなった…」
安元「そっか…また明日続くようなら病院行こうね」
氷翠「うん…ごめんね洋貴さん…」
安元「こーら、ごめんねじゃないでしょ？」
氷翠「…ありがと」
安元「うん、よくできました…もう遅いからこのまま寝ちゃいな？」
氷翠「うん…洋貴さん、好き、大好きだょ…」
(ゆっくり眠りにつく)
安元「…はぁ…こんな小さい体で…頑張ってたんだなぁ…もっと俺を頼って…俺だけを…」
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声優って良いよね。 - 石田さん大好きなので。出てて嬉しいです！すみません！失礼しました！！ (2021年3月13日 18時) (
レス) id: 9a1f7d505f (このIDを非表示/違反報告)
美弥野(プロフ) - 夏月さん» 読んでくださってありがとうございます(*ﾟ∀ﾟ*)DABAにはこれからもっと出てもらうことになると思うので楽しみにしててください (2021年1月15日 16時) (レス) id: 11c3acc2a4 (このIDを非表示/違反報告)
夏月(プロフ) - dabaが出てて嬉しいです！ (2021年1月15日 16時) (レス) id: bc5e063eb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ougi | 作成日時：2021年1月15日 10時
