立原の可愛すぎる妹

11話 ページ27

「杏、起きろ〜っ、杏」


「んむぅ〜……おはよ兄ちゃん」


「はよ、飯できてるから顔洗ってこい」


「りょうかいです」


立原家の日課、それは兄が妹を起こすこと


「兄ちゃんおかおあらってきたよ」


「おっ、ならこれを机に並べてくれるか？」


「わかったー！」


もうひとつは


「あさのぎゅーは？」


「そうだったな、ほれ」ギュッー


皆大好き朝ハグ！


ハグを終わらせ朝食を食べる


「今日は何するんだ？」


立原は毎朝杏の今日の過ごし方について聞く、言わばこれも日課だ


「んっとね、エリスねぇねとしゅりょーをびっくりさせるの」


「びっくりってどうやって？」


「ないしょ！」


「ええ〜教えてくれねえのかよ〜、兄ちゃんにだけ、なっ？」


「んも〜ひみつだからね？」


「あぁ、秘密だ」


「おみみかして」


杏の口元に耳を持っていく


「ごにょごにょゴニョニョ」


「うんうん、おおー！そりゃ首領は大喜びだな」


「んへへ〜だからねあねさんにもてつだってもらうの」


にぱっーっと笑って今日することを話す杏……天使


「そうか、頑張れよ。なんかあったら俺にもいえ？」


「うん！」


朝食を片付け、仕事に行く準備をする


「杏準備出来たか？」


「うん！」


「クレヨンと画用紙は？」


「もった！」


「お弁当」


「あるよ！」


「水筒」


「ばっちり！」


「迷子になった時のための連絡先と住所が書かれた紙は？」


「ある！」


「ハンカチティッシュ……あぁ、それとお人形さんは？」


「ぜんぶある！」


「うっし！なら行くか」


仲良く手を繋いで部屋を出る、さあ、今日は何が起こるのだらうか、それは次回のお楽しみ！



「「行ってきまーーーす！」」










ガチャ…………バタン

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