これ以上近づくのは少し怖いなぁ ページ9
今日の練習はここまでのようだ。
4人は次々と片付けをしている。私も手伝いたいのだが、何をどこに持っていけばいいのか。何をすればいいのか分からず何も出来ていない。
寧々ちゃんに手伝うと言っても「大丈夫」って言われるし、他の人に聞くのはどうなんだろうと考えてしまう。
なので私は類先輩を隠しど……じゃなくて怪我をしないか見届けているのだ。
「やっぱり何しててもかっこいいなぁ……」
類先輩は今、紐みたいなものをクルクル巻いている。
あれってワイヤー? なんだろう。
そんなことを考えているとあっという間に片付けが終わったらしく、みんな着替えてくると言ってその場を離れていった。
「私……。今日は幸せだったなぁ」
でも、これ以上ここに居るわけにもいかないし。
今度こそ帰ろっと。
カバンを片手に、私はその場を後にした。
あ、ベンチにしっかりとメモを残してね!! ルーズリーフという女性っぽい感じは一切ないけれども!
「明日からまた類先輩を影ながら応援するんだぁ〜。楽しみだなぁ」
「影からしか応援してくれないのかい?」
「ぴゃっ!!!!!!」
バッと後ろを向くと、制服姿の類先輩がたっていた。
ななななななななぜ?! 着替えるの早!!?
「ええええっと。いいいい今のき……聞かれて……」
「うん。聞こえていたよ。僕の応援をしてくれるのは嬉しいのだけれど、影からではなく堂々と応援してくれるとこちらとしても嬉しいんだけれどね。どうして影からなんだい?」
類先輩は口元に手を置き、首を傾げながらそう問いかけてきた。
その仕草はイケメンかしてはならない。
目が死ぬ。私の目が死にます。
「えっと……。私は影から先輩を見ることが出来ればそれでいいと言いますか……。その……、あの。……ごめんなさぁぁぁぁい!!!!///////」
そう叫び、私は全速力で家まで帰宅した。
これ以上類先輩と一緒に居れば〈また〉余計なことを言ってしまいそうにかるから。
「もう……、あんなことは嫌だもん」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「プロセカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のんちゃん - 寧々ちゃん……冷たい…でも好き……((寧々｢えっ、キモ｣ (2021年3月10日 19時) (
レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - あぽろ@A*さん» ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (2021年3月2日 21時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
あぽろ@A* - 夢主ちゃんのテンションすきwww頑張って下さいm(__)m (2021年3月1日 21時) (レス) id: 9989944563 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜桃 | 作成日時：2021年2月22日 1時
