これが私のショータイム!!! ページ25
「類先輩」
「なんだいA君」
私は何とか高鳴る気持ちを抑え類先輩と目線を合わせた。
ぁぁぁあああああ黄色の瞳。真っ直ぐに私を見ている黄色い瞳!!!!!! 綺麗すぎる!!!!
「私は類先輩がお傍に居るだけ……、この世界に存在するだけで笑顔になれます」
「それは嬉しいね」
私はなんとか類先輩のお美しい目からそらさないように気をつけながら言葉を続けた。
「それで……あの、類先輩がよよよよよろしけけけければ……あの……わわわわわわわた………私をかかかかか………かかか……」
「彼氏にかい?」
「そうです。私を類先輩の彼氏………えっ???」
「ふふっ……くくっふっ……」
何故か類先輩は顔を逸らして肩を震わせている。
えっ、なんで笑っているのですか類先輩。
私何か変なこと言いましたか?
………言いましたね?!?! 彼氏って……。なんで彼氏!?!?
「ふふっ。笑いすぎてお腹がよじれるかと思ったよ」
「涙をお拭きになるお姿を携帯に収めたい」
「うん、それは遠慮しておこうかな」
思ったことがそのまま口に出てしまった。
あ、終わった。私の人生。
「さて、先程の続きなのだけれどね」
「あ、えっと……さっきのは……その////」
類先輩は涙を指で拭き、今度は私の頭を優しく撫で始め………えっ。
ええええええぇぇぇぇぇえええ!?!?
暖かい。暖かいぞ類先輩!?!? 好き。
「こういうことは僕に言わせて欲しいな」
「こういうこと?」
頭にある類先輩の優しい手の感触を堪能しながら聞き返した。
いや、しっかりと聞こえていたので聞き返す必要はなかったのだけれど、口が勝手にそう動いていた。
「僕の彼女になってくれますかA」
その言葉は嘘でも偽りでもない。
類先輩は私をまっすぐ見てそう口にしている。
「は…………はい!!!! はい!!!」
涙が溢れてくる。でも、顔がにやけてしまい自然と口角が上がる。
もう私の顔は涙などでぐしょぐしょだろう。
笑顔も汚いだろうなぁ。
でも、それでもいい。だって、やっと私は類先輩の隣に立つ許可を本人から貰うことが出来たのだから。
「私も!!! 類先輩の彼女にしてください!!」
「喜んで」
そうして私は思いっきり類先輩の胸に顔を埋めるようにして抱き着いた。
それを、類先輩はしっかりと受け止め腕を背中に回してくれた。
すごく大きくて優しい温もり。心音。
あぁ、類先輩。こんなに素敵な演出をありがとうございます。
私もこれから素敵な演出をできるように頑張ります。
後日談にしては類先輩が美しすぎる→←ほうれん草は美味しくない!!
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のんちゃん - 寧々ちゃん……冷たい…でも好き……((寧々｢えっ、キモ｣ (2021年3月10日 19時) (
レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - あぽろ@A*さん» ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (2021年3月2日 21時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
あぽろ@A* - 夢主ちゃんのテンションすきwww頑張って下さいm(__)m (2021年3月1日 21時) (レス) id: 9989944563 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2021年2月22日 1時
