ほうれん草は美味しくない!! ページ24
Aside
…………………へっ。
惚れてる? ……ほれ???? はれ???
…………ほうれん草???
「ほうれん草は苦手です」
「うん僕も苦手かな。まさか告白にそのような返答が来るなんてね。さすがの僕も予想外かな」
私は顎を支えられ、後ろは壁なため身動きが取れない。
できる抵抗と言えば目線だけをそらすことなのだけれど、それすらできない。
まるで甘い金縛りにあったかのように動くことが出来ない。
「君は僕のことをそのような目で見ていた訳では無いのかい?」
「見ていまし……いやいや、私がそんな……。でも……/////」
これは夢なのか。それとも、類先輩の気まぐれか。
いや、類先輩が気まぐれでそのようなことを言うわけが無い。
分かってる。でも、その言葉を受け入れてしまえば私は暴走してしまう。
また────
『キモイんだよ』
─────ゾクッ
「わ………私は……」
どうしよう。体の震えが止まらない。
あれは昔のことだし、確かに怖いけど。でも、もう関係ないし。
類先輩はあんなこと言わない。分かってる。
分かってるのに……。
頷きたい。今すぐに類先輩の思いを受け止めて抱きしめたい。
でも、怖い……。
「……A君。今すぐに返事しなくても大丈夫だよ」
「…………えっ?//」
類先輩はやはり諦めてしまったのだろうか。いや、もしかしたら呆れてしまったのかもしれない。
それもそうだ。こんな私なんて呆れられても仕方がない……。
「これからは僕も本気を出そうと思っているからね。君が僕をずっと見てくれるように」
「………へっ//。ななななななななぁぁぁあああああ!!!!!」
「ふふっ。これからもっと面白くなりそうな予感がするね」
そんな美しい顔でそのようなことを口にしないでください!!!
その笑みは人の心臓をえぐる力があるのですよ!? 下手したら死人が出ます。
類先輩はやっと私を解放してベットに座り直した。
「あああああああの。いいいい一体なにを?!」
「それはこれからの楽しみだよ。分かっていたら反応が楽しめないからね」
そんな企んだ笑みを浮かべて!!! もう!!!
イケメンなんですから!!!!!
「私は……その……」
「安心してくれたまえ」
「えっ?」
「僕は君を笑顔にすることしかやらないよ。だから君は僕の隣で笑い続けていれば、それでいい。それが、僕にとっての幸せだから」
類先輩はすごく綺麗な笑顔でそう口にした。
それに返す言葉なんて……。
もう、決まってるかも。
これが私のショータイム!!!→←これから僕も本気を出そうかな
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のんちゃん - 寧々ちゃん……冷たい…でも好き……((寧々｢えっ、キモ｣ (2021年3月10日 19時) (
レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - あぽろ@A*さん» ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (2021年3月2日 21時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
あぽろ@A* - 夢主ちゃんのテンションすきwww頑張って下さいm(__)m (2021年3月1日 21時) (レス) id: 9989944563 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2021年2月22日 1時
