今はシリアスなんですよね? ページ21
Aside
な に を いっ て い る の?
え。類先輩何を言ってるの? 私が類先輩に興味が無くなった? えっ?
私は類先輩の言葉に頭が追いつかなかった。
ありえない。私が類先輩に興味が無い……というか、興味とかではなく好意。いやいや、そこじゃなくて。
類先輩は私の全てで、類先輩は私にとっての素敵な人で、類先輩は……。
「(○□○u )ﾎﾟｶｰﾝ」
「おや? A君どうしたんだい? そんな開いた口が塞がらないって表情を浮かべて」
類先輩は私の表情を見て何度か声をかけてくれたおかげで、私の意識は覚醒しました。
類先輩の声を聞き逃すわけにはいかないので。
「あ……あの……。それは一体ドウイウコトデスカ?」
「カタコトになったのは何か言った方がいいかい?」
「イエ。オキニナサラズ」
とりあえず私は頭を落ち着かせなければならない。
……そういえばなんで類先輩はそんなことをいきなり? だって、類先輩にとって私はただの後輩……変な後輩扱いされててもおかしくないし。
「最近君は僕を避けているようだからね。なにかしてしまったのかと考えてしまって。でも、思い当たる節が全く無く……。だから、直接聞こうと思ってね」
「ふふっ」と笑みを浮かべながらそう口にする類先輩。うん、美しい。
「えっと……。類先輩は迷惑じゃなかった……ですか?」
「迷惑? 何がだい?」
本当にわかっていないのか、顎あたりに手を当て首を傾げている。
待て待て待て待て。その仕草なんですか。ちょっ、今シリアスなんですよ。そんな仕草しないでください死にます。
「私は自分でも自分の行動が変だと分かっていたんです。校門で待ち伏せしたり、先輩の好きなものを大量に持っていったり、後ろをつけていたりと……。あ、口にすると本当にストーカーですね。はい。警察行った方が良いのかな」
その後私は自分の行動を振り返り後悔。
世間一般ではストーカー行為だと呼ばれることを私はしてしまっていたのか。
近づきすぎないようにと思っていたけど、結局自分の欲に負けてしまう。
「類先輩」
「ん?」
「ごめんなさい」
私は頭を深々と下げた。
もう今後近づかないようにしないと。そうしないとまた……。
あんな言葉。もう好きな人からあんな言葉言われたくない。
頭を下げ続けていると上から静かな声が聞こえた。
「何か勘違いをしているようだね」
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のんちゃん - 寧々ちゃん……冷たい…でも好き……((寧々｢えっ、キモ｣ (2021年3月10日 19時) (
レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - あぽろ@A*さん» ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (2021年3月2日 21時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
あぽろ@A* - 夢主ちゃんのテンションすきwww頑張って下さいm(__)m (2021年3月1日 21時) (レス) id: 9989944563 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2021年2月22日 1時
