さて、君はどのように答えるのかな ページ20
類side
行ってしまったか。
にしても、叫んでから走り出すまでのスピード。
「A君の運動神経はえむ君並じゃないかい?」
「それは今いいでしょ。なんで類が私の教室に居るの?」
寧々がゲンナリした表情で僕を見ていた。
そんな表情されるなんて、僕は悲しいよ。
「少し気になることがあったのだけれど……。逃げられてしまったね。まぁ、追いかければ済む話かな」
「追いかけ回したら逃げられるよ」
「それは面白いね」
「あ、また変にスイッチ入れちゃった……。はぁ」
寧々はそのようなことを言っているが、とりあえず僕はA君を追いかけようかな。
どのようになっているのかも気になるしね。
「それでは寧々。僕は行くね」
「うん。まぁ、がんばって……」
「ふふっ。ありがとう」
僕はそのまま教室を出て屋上に向かった。
学校で人から逃げる又は隠れるところって、だいたいは屋上だろう。
保健室とかも考えられるけれど、おそらくA君は行かないだろうし。
屋上まではそんなに遠くないからすぐに着くことが出来た。
「おや、ドアが半開きだね。これは当たったかな」
ドアをギギギッっと開くと、落下防止ようの柵に手をついているA君を見つけることが出来た。
肩が上下に動いているから、まだ着いたばかりかな。
遠回りしていたのか、寄り道していたのか。
とりあえず話しかけてみようかな。
「A君。こんなところで何をしているんだい?」
「えっ?!?! るるるるるる類先輩?!?! なんでここに!?」
予想通りの驚きようだね。
顔が赤くなってしまっているよ。そんなに僕の事が好きなのかい?
「少し気になってしまってね」
「気になる……?」
僕はA君の隣に立ち質問してみた。
「最近いつも感じていた視線を感じなくなってしまってね。それどころか、今日は校門にもいつも携帯いじっている人がいなかったのだけれど。心当たりはあるかい?」
「………えっと……////」
目を泳がせながら口をパクパクと動かしているねぇ。
ふふっ、心当たりはあるけど口に出すことが出来ないのかな。
「単刀直入に言った方がわかりやすいかな」
僕はA君の方に体を向けた。すると、A君もこちらへと向けてくれた。
「もう僕には興味なくなってしまったかい?」
そう質問すると、A君は目を見開き固まってしまった。
意地悪な質問だったかな。でも、答えて欲しい。
僕はその質問の答えで気持ちを伝えるか……決めるから。
今はシリアスなんですよね?→←後悔してるけど我慢する私は偉い子です
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のんちゃん - 寧々ちゃん……冷たい…でも好き……((寧々｢えっ、キモ｣ (2021年3月10日 19時) (
レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - あぽろ@A*さん» ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (2021年3月2日 21時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
あぽろ@A* - 夢主ちゃんのテンションすきwww頑張って下さいm(__)m (2021年3月1日 21時) (レス) id: 9989944563 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2021年2月22日 1時
