後悔してるけど我慢する私は偉い子です ページ19
はぁぁぁぁああああああ。
昨日寧々ちゃん楽しかったんだろうなぁ。
類先輩とあんなこと(勉強)やこんなこと(勉強)をやったんだろうなぁ。
私も行きたかったよ………。
「ちょっと、あからさまに落ち込んでますってオーラ出さないでくれる?」
「おはよう寧々ちゃん!!!」
私は教室内にある自身の机に突っ伏していると、寧々ちゃんがいつの間にか登校していたらしい。
いつもは類先輩のお姿を確認するべく、校門で待ち伏せをしているだが、今日はやめておいた。
これ以上近づくと、また嫌われてしまうしね。
「最近類のストーカーやめたの?」
「ストーカーではなく護衛をしていたのだよ!! そこを間違えないでいただきたい!!!」
「護衛って……。間違いなく類はあんたよりつよっ………。多少は力あると思うし大丈夫でしょ」
「何故そこで言い換えたのかな???」
「別に」
そう言って寧々ちゃんは自分の机に鞄などを置きに行ってしまった。
ストーカーか。
私がやっていたのは周りから見たらそうなんだろうなぁ。
ただ好きなだけ。近づきたい。話したい。………欲を言えば好かれたい。
こんな感情、人間なら普通のはずなのに。
それなのに、私はなんで我慢しないといけないんだろう。
「嫌われないため……。そのためだったら……。今は仕方がない……か」
まぁ、類先輩とはこれ以上仲良くなるとは思ってないし、元々生きている次元が違う。
天才と凡人。
いや、私は凡人以下の変態かな?
どっちにしろ、類先輩の隣に立つ資格はない。でも、近づきたい。
わがまますぎる。
「ううううぅぅぅぅぅ。るいせんぱぁぁぁぁあい。大好きですよぉぉぉぉぉおおおおお。先輩不足で死にそうですぅぅぅぅうううう」
また机に突っ伏してそのように呻いていた。それだけで少しは楽になるかなぁって思ったんだけど……。
まぁ、変わらないか。うん。
「はぁ。今すぐに類先輩に抱きつきたい」
まぁ、そんなことは無理なんてわかって──
「なら抱きついてみるかい?」
いきなり頭上から甘く綺麗な美しい声が聞こえ、私は咄嗟にバッと勢いよく頭を上げてしまった。
そこには、妖しい笑みを浮かべた類先輩が口元に手を置きながら立っていた。
「………………い!!!!! いやぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ!!!!!」
恥ずかしすぎるよ!!!!!!
「あ、まっ……」
類先輩の制しを振り切り廊下に走ってしまった。
ごめんなさい類先輩。
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のんちゃん - 寧々ちゃん……冷たい…でも好き……((寧々｢えっ、キモ｣ (2021年3月10日 19時) (
レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - あぽろ@A*さん» ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (2021年3月2日 21時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
あぽろ@A* - 夢主ちゃんのテンションすきwww頑張って下さいm(__)m (2021年3月1日 21時) (レス) id: 9989944563 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2021年2月22日 1時
