Three Storys ページ5
――――――まぶしい…。
窓からさす朝日の眩しさに目を覚ます。
A)「……っん」
起き上がろうとしてその場に崩れ落ちる。
やけに身体が熱かった。
側にお兄ちゃんの姿はなかった。
仕方なくベッドにあおむけに寝転がる。
少し乱れたベッドを出来る限り整えると力なくあおむけになるしかなかった。
A)「…熱…かしら。」
昨日、少し無理しすぎたみたい。今日は大人しく寝ていよう。
もう一度眠るためにまぶしい朝日から逃げるようにして背を向ける。
ｶﾞﾁｬ………
静かな部屋に響く音。
振り向かなくてもお兄ちゃんだ。
彗)「A。」
車イスで近づいてくる音に安心感を覚える。
そっと振り向いた。
A)「お兄ちゃん……。」
力なく返す。心配しているお兄ちゃんのひざの上のお盆には朝日が照らすあたたかな湯気がたつお粥が。
やっぱり優しい。
彗)「…具合はどうだ？熱、高いみたいだな。」
そういって私の額にかかる手は少し華奢だけど頼りになる温かい手。
A)「ええ…。久しぶりの学校で…少し疲れた…みたい。」
額にあった手はお盆を近くのテーブルに置き、私を抱き起こしてくれた。
それからお兄ちゃんの手作りお粥を食べ、薬を飲んだ私はまた眠りにつく。
いつのまにかレースのカーテンが閉められ眩しくなくなった朝日が微妙に部屋に溢れる。
夜にはなかった、朝の温かな居心地の良さに目を閉じる。
彗)「おやすみ……。」
そのあとお兄ちゃんが私の額に軽くキスしたことを私は知らない。
―――――――――――――
なかなか本編に沿えていませんが…がんばります。
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柚香(プロフ) - あずささん» ありがとうございます！お手数をおかけしてすみません。 (2015年1月15日 0時) (
レス) id: 71c0731f2e (このIDを非表示/違反報告)
あずさ - 彗はスイとも読むのでスイでそのまま打つか彗星<ｽｲｾｲ>で打てば多分出ると思います。 (2015年1月14日 19時) (レス) id: e409c9f5b5 (このIDを非表示/違反報告)
柚香(プロフ) - あずささん» ご指摘ありがとうございます。公式HPで確認したところその字で記されていました。早急に誤字を正したいところですが、私のスマートフォンでは正しい表記に変換できません。すみませんが、他の読み方などのその漢字の出し方、ご存知ないでしょうか？ (2015年1月14日 0時) (レス) id: 71c0731f2e (このIDを非表示/違反報告)
柚香(プロフ) - 聖湖さん» そうですね。忙しくドタバタしたものはごちゃごちゃして読みにくいなっていう個人的な好みからですね。そうなんですか？聖湖さんはどんなお話を書かれているんですか？ (2015年1月14日 0時) (レス) id: 71c0731f2e (このIDを非表示/違反報告)
あずさ - すみません!多分雫井“彗”だと思います。慧じゃなくて彗だと…間違えてたらすいません! (2015年1月13日 19時) (レス) id: e409c9f5b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚香 | 作成日時：2015年1月11日 21時
