Two Storys ページ4
A)「今日は疲れたわ。」
久しぶりの学校は思ったより私を疲れさせた。
A)「学校…か。いつ以来だったかしら。」
もともと病弱な私はそのせいであまり学校に通えていない。
だからお兄ちゃんはそんな私のために学校の様子をよく教えてくれる。
それはお兄ちゃんなりの優しさであたたかくて好き。
そんなことをベッドに入り考えていた。
天井を見つめ、ふと今朝のことが思い出される。
A)「春菜ツバメさん……」
気になるその名前を口にしたとき、ドアをノックする音が聞こえた。
彗)「入るよ。」
優しい声がした。
心配してるんだ。病気がちな私を。
彗)「まだ起きているのか？夜ふかしは身体に毒だろう。眠れないなら話を聞く。」
2人だけの空間、落ち着いた雰囲気の室内。何よりも私を落ち着かせるお兄ちゃんの匂い。
私は思わず微笑んだ。
A)「大丈夫。お兄ちゃんがいてくれるから安心して眠れるわ。」
見上げると優しく微笑み返してくれるお兄ちゃん。
彗)「それなら眠れるまで側にいてあげよう。」
そういって手を握ってくれる。
彗)「………手を握ると安心する、昔Aが言ったことだ。」
子供扱いだ。少し残念に思えた。
A)「…………………」
不思議とまぶたが重くなる。
そうだ、私、疲れてた……。
彗)「おやすみ…A…」
………おやすみのあとにお兄ちゃんが何か言った気がした。
聞きたかったけど重たいまぶたと休みたがっていた身体に私の意識は失われ眠ってしまった。
――――――――――――
こんな私の小説にお付き合いいただき本当にありがとうございます。
読んでくださる方がいるということに感謝し、これから更新を頑張っていこうと思います。
これからも私の駄文にお付き合いくださるとありがたいです。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 251人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柚香(プロフ) - あずささん» ありがとうございます！お手数をおかけしてすみません。 (2015年1月15日 0時) (
レス) id: 71c0731f2e (このIDを非表示/違反報告)
あずさ - 彗はスイとも読むのでスイでそのまま打つか彗星<ｽｲｾｲ>で打てば多分出ると思います。 (2015年1月14日 19時) (レス) id: e409c9f5b5 (このIDを非表示/違反報告)
柚香(プロフ) - あずささん» ご指摘ありがとうございます。公式HPで確認したところその字で記されていました。早急に誤字を正したいところですが、私のスマートフォンでは正しい表記に変換できません。すみませんが、他の読み方などのその漢字の出し方、ご存知ないでしょうか？ (2015年1月14日 0時) (レス) id: 71c0731f2e (このIDを非表示/違反報告)
柚香(プロフ) - 聖湖さん» そうですね。忙しくドタバタしたものはごちゃごちゃして読みにくいなっていう個人的な好みからですね。そうなんですか？聖湖さんはどんなお話を書かれているんですか？ (2015年1月14日 0時) (レス) id: 71c0731f2e (このIDを非表示/違反報告)
あずさ - すみません!多分雫井“彗”だと思います。慧じゃなくて彗だと…間違えてたらすいません! (2015年1月13日 19時) (レス) id: e409c9f5b5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柚香 | 作成日時：2015年1月11日 21時
