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吸血 51 ページ6

Aside

あれからいつも通りリトと帰ってきた。家に入ると何故かルイが外へ出る支度をしていた。

主「ただいま」

ル「おかえり。大神クンに返事言ったか?」

主「うん。ちゃんと気持ち話した」

荷物を置きながらそう伝えると「そっか」と短く返された。

主「ルイは何処か行くの?」

ル「ああ。緊急収集で政府にな。一緒にいくか?連れてきていいって言われてるけど」

主「うん。5分ちょういだい」

言った通り5分で支度を終えて政府にきた。緊急指令なだけあって何だか周りがピリピリしている。

主「どうかしたのかな?」

ル「俺にも分からない。ただ緊急収集するほど重要な話なことは確かだな」

政府の地下の奥深く。僕たちは一階の席に案内された。上の高いところには、この前会った櫻木さんが険しい顔をして一階に集められた人達を見た。

澪「時間だ。話をやめるように」

その一言でざわついていた周りが静まりかえる。僕も一気に体が緊急した。

澪「では早速だが集まってもらった理由を説明する」

櫻木さんはより声を張り上げた。

澪「我々政府は、『人外同族殺し作戦』を決行することにしたっ!!!」

またもや一気にざわついた。ルイも嘘だろ……と目を見開いた。

人外同族殺し作戦とは一体何なんだろうか。

ル「この作戦はその名の通り、人外は同族を殺す。鬼族がいたとして、同じ鬼族が仲間を皆殺しにする。唯一の生き残りになったら…………」

ルイは、何故決行するのかという目を向けながら言った。

ル「人間を一人、物のように扱うことを黙認する」

つまり、殺しても犯罪にはならない。何をしても政府は裁くことが出来ない。

政府はそれほどまでに、人外に手を焼いている。苦しい現実の結果だった。

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設定タグ:埋夜冬 , オリジナル , 吸血鬼   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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まどか - りょーかい、待ってるね!! (2018年8月27日 16時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» ありがとー!それじゃ戦いを終わらせられるよう、頑張りまっす! (2018年8月26日 10時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - うんうん、凄い!!私も早速投票させてもらったよ(^^♪ (2018年8月26日 1時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» アンケート作ってみた!どうかな?上手くできてるといいけど………。 (2018年8月25日 0時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - オッケー、待ってるっ!! (2018年8月24日 21時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:埋夜冬 | 作成日時:2018年5月26日 0時

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