はまかみの恋色物語。 (ページ34)

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紫side

緑「きれいやね～」

紫「とものが綺麗やけどなぁ」

なんてありったけの言葉を言ってみる。

ともは何ゆってんのと笑ってまた外をみる。

紫「なぁとも？」

緑「んん？どーした？」

正面に座ってるともの手を握る。
びっくりした顔でこっちを見る。

紫「今日で3年やね」

緑「..っあ！そやね！」

紫「あ！とも！忘れてたやろ！」

まぁええわと言ってともの隣に座る。
ポケットからあるものをだす。

紫「なぁ。とも、俺ら結婚できひんし式も挙げたりできひん。人より何倍も悲しい思いをさせてしまうかもしれへん。」

紫「けど、その何倍も幸せにする。何があっても守り続ける。ともひろの笑顔を一生隣で見てたい。」

緑「...ったかくん」

紫「...こんな俺やけどずっと隣にいてくれませんか？」

手に持っていた箱をパカッとあける。

緑「...っ...そんなんあたりまえやんっ..！
..っずっと...ずっと..たかひろの隣におるっ..！」

ともの薬指に指輪をはめそのまま腕を引っ張ってキツく抱きしめる。
首に腕が回ってきて見つ合う。
どちらともなく唇を重ねる。

紫「...これからもずっと愛してる。」

ともの目から溢れる涙を指で拭う。

緑「..っおれも、俺も愛してるっ」

今日はとても大切な記念日になりました。

end