僕は"神様"なんかじゃない～ARS・Sakurai～ (ページ6)

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06-新入り- ページ6

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―――翌日｡

あの女の子が転院してきた｡

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翔「あ、今日から担当になります｡櫻井です」

『お願いしまーす♪』

そう言って笑う女の子

翔「あ、荷物持ちますね」

『ﾀﾞﾒですって!!そんな…自分で持てます!!』

翔「わ、分かりました…

病室はｺﾁﾗです」

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そう言って俺は女の子を病室まで連れて行く｡

女の子はすらっとした顔立ちで

副作用の様子はあまり見受けられない｡

多分、たいして手を施さずに

大学病院からこちらへ転院させたのだろう｡

…実に面倒な事情である

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A「えっと、これはこっちでアレは…」

自分の病室であれこれ整理する姿を見ていると

なぜかとても愛くるしく見える｡

隣のﾍﾞｯﾄを見れば黒田さんはリハビリのようだ｡

あとで、彼女の事を紹介しておこう｡

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A「ねぇ、先生の名前ってなんていうの？」

翔「え？櫻井翔…ですけど」

A「翔…とってもいい名前」

翔「ど、どうも…」

この子はとても愛嬌がある女の子

俺は直感的にそう思った｡

A「じゃあ、翔先生か…

今日からお願いしますっ」

翔「よろしく…っ」

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一瞬だけ

心臓の速さが増したような気がした｡

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