僕は"神様"なんかじゃない～ARS・Sakurai～ (ページ3)

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03-受け持ち- ページ3

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自分の部屋で仮眠を取っていたときのこと｡

ちょうど朝の8時くらいだった｡

自分的にはもう少し寝たかった…が

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『悪いねぇ｡頼みたい事があって』

そういわれて病院に呼び出されたのだ｡

翔「なんですか｡に･の･み･や先生っ!!!」

『そんな怒るなよ(笑)』

翔「黙れ｡バカズナリ」

和也「アラ、酷い扱いだこと(笑)」

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そう言ってカルテをひらひらさせる

ｱｲﾂ｡

…二宮和也｡

俺の同期でもある｡

こういうのは腐れ縁なのだろうか｡

大学を卒業し医局に飛ばされたこの病院｡

…ﾆﾉも一緒に飛ばされたのだ｡

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翔「んで、なんだよ」

和也「これ」

そう言って俺に数枚のカルテを見せる

和也「大学病院から…転院する子のカルテ」

翔「ﾊｧｯ!?大学病院からなんでくるんだよ！おかしいだろ!?」

和也「そういわれても…"彼女"はもう助けられないんだって…」

翔「んだよ…」

俺は頭を掻きながら

軽く目を通す｡

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(人1)A｡

ちょうど20…か

翔「まだ…したいことあるよなぁ…この子」

和也「あ、それさ｡明日から翔さんが受け持つ患者だから」

翔「え!?」

和也「本当は僕の患者だったんだけど、
生憎、手をつけられるほどもう余裕が無いからさ」

そんなこといわれても…困る

和也「じゃ、宜しく。
もういいよ？仕事あるでしょ??わざわざｺﾞﾒﾝね」

そう言うとﾆﾉはまた仕事に取り掛かった｡

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俺はカルテ片手に

自分の担当の患者の様子を見に行く事にした｡

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