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気付いたら、三本の人差し指がある一人に向けられていた。
高畑と秋元の知り合いの女の子。
ショウコちゃん、だったかな。
嘘つきに選ばれたのはあの子のようだ。
武が笑っている。楽しそうに、狂ったように。
高畑や秋元が必死にやめさせようとするが武はそれを器用に避け笑い続けている。
どこか客観的に事を見ていた。
スッと右手が上がる。無意識に人差し指を突き出す。その先にいるのはもちろんあの女子で、秋元が泣きそうな顔で私を見た。
武は、私を見ているだろうか。
気付かれないように武を盗み見る。少しの期待をかけるように。
私だけを見てほしい。他の誰かなんて見ないでほしい。
しかし私の目に映ったのは、私を見て笑う武ではなく、高畑を見て笑う武。
私を選んで欲しかった。武に、高畑より私を見て欲しかった。
「好きなのは私だけ？」
歪んだ愛情は届かない。
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鼎(プロフ) - runarunaさん» いつもありがとうございます。管理人の鼎です！ご指摘ありがとうございます！修正させていただきました！返信が遅くなってしまい申し訳ありません…！また何かお気付きの点があればご指摘願います。これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2016年9月27日 18時) (
レス) id: 50123c4a48 (このIDを非表示/違反報告)
runaruna(プロフ) - 『瞬』ではないでしょうか？間違っていたらすみません！ (2016年9月24日 15時) (レス) id: 7c74cf0c5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼎 | 作成日時：2016年8月16日 0時
