1人で / 虫眼鏡 ページ6
･
虫「 ただいま 」
撮影で少しだけ遅くなった帰り、といってもまだ10時とかなんだけど
世間一般的にはこの帰りは遅い。彼女にも先に寝てていいよ、とLINEを送っておいて良かった
ガチャッとリビングへのドアを開けると、机の上には飲みかけのまま置かれたコップ。Aが片付けてないなんて珍しい、よっぽど疲れてたのかな？
いつも僕が帰って来るまで寝てないから、貴重な寝顔を拝見してついでに写真にでも収めようかとAの部屋に向かう
虫「 ……いない 」
そろっとAの部屋に入ってもベッドはもぬけの殻。おかしいな、玄関にはちゃんとAの靴が置いてあったからこの家には居るはずなんだけど、リビングでも寝てないとしたら……考えられる場所は1つ
虫「 …こ、れは…どう反応すればいいんだろう 」
そう、僕の部屋だ。案の定予想は当たっていて、僕のベッドですやすやと可愛い寝顔で寝ているAがいた
…………って、それどころじゃなくて
着ているのは僕の服。寝ているのは僕のベッド。この2つが重なって僕の僕自身が反応しかけるけど、まだ抑えられる。でも……
虫「 さすがにこれは…抑えられないよなあ 」
Aの綺麗な右手が伸びた先は、自分のズボンの中に。僕が帰って来る前に1人でしてたんだろうな…
いや、まずいまずい。反応しそうだ
とりあえず僕の理性が保つ前に、Aを部屋のベッドに移動させようとAの体を少し動かす
『 ん、虫さ…？ 』
しまった、起こしてしまった
今起こしたら僕の理性は99%保たれない
『 帰って来てたの…？ごめんね、寝て…て… 』
しばらく寝起きのふにゃっとした声で僕にそう告げるけれど、自分の右手がどこにあるのかを思い出した瞬間、僕のベッドのシーツをバサッと被った
『 やだ、恥ずかしい…！ごめん虫さ… 』
シーツから覗く顔は真っ赤。ねえ、それ煽ってる？
虫「 …僕がいない間、1人でしてたの？ 」
シーツごとAを抱きしめて後ろから囁く。顔の部分だけシーツを外して、耳元に後ろからキスした
『 ──っ！や…だ…っ 』
虫「 …寂しかった？ 」
必死に僕の胸を押してくるけれど、もう無理だよ。理性なんて吹っ切れた
虫「 …A、いない間どうしてたのか見せて…？ 」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 417人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほん(プロフ) - とってもステキな作品をありがとうございました(^^)完結おめでとうございます！次回作は�｜遒気鶚△討弔笋�ん��りょうくんが見たいです^ - ^通知待ってます！ (2020年8月17日 18時) (
レス) id: 6590fa2801 (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - 完結おめでとうございます！次回作の件ですが、�，討弔笋気鶚⊂�柳さん�Ｃ遒気鵑任�願いします！！！ (2020年8月17日 3時) (レス) id: 534e341e06 (このIDを非表示/違反報告)
未玖(プロフ) - とても面白い作品でした！巡り合わせに感謝しています。�，箸靴澆帖´△箸發笋鵝´Ｃ遒気鵝，妊螢�エストさせてください。よろしくお願いします(^^) (2020年8月17日 2時) (レス) id: 3142f82528 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 僕らのお姫様本当に面白かったです、、！1虫さん 2てつや 3りょうくん でリクエストさせてください！ (2020年8月17日 0時) (レス) id: 2efded66a6 (このIDを非表示/違反報告)
山下 おと(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» 分かりました！リクエストありがとうございます！更新をお待ち下さい！ (2020年5月7日 11時) (レス) id: 066cc530ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：山下 おと | 作成日時：2020年3月21日 1時
