【新テニ】立海新入生はU-17でも最強王者

番外編『彼女きたる！？』２ ページ49

Aside



奏多先輩と月琉と自動販売機の前で話しているとピンクの髪をした女子が僕に飛び付いてきた。




？｢Aーーーーっ！！！！｣


貴｢え…？｣


？｢会いたかった！探してたんだよ！！｣


入江｢え、ちょっと…A？｣


月琉｢くそーーそれまでAにまけたぁー！｣


貴｢ち、違います！えっと…あなたは…？｣


？｢うっそ！彼女の私を忘れるなんてー！｣


「「「彼女！？」」」


貴｢人違いでは…？;｣


？｢そんなことないないないない！覚えてない？！佐々羅美嶺(ささら みれい)だよ！｣





佐々羅…美嶺？
みれい……。

あ、思い出した。




貴｢佐々羅財閥の美嶺様ですね。｣


美嶺｢そー！そして、Aの彼女♪｣


月琉｢A！俺の知らないところで彼女！？許さんぞ！｣


入江｢Aに負けた…？｣


貴｢彼女じゃないですよ;｣


美嶺｢彼女だよー！前告白して『はい』って！｣





告白？
されたおぼえな…

だいたいの告白は『ごめんなさい』で済ませてるし…
何かの誤解だよな…。




入江｢A……。｣


貴｢え？｣


入江｢彼女は大切にしなよ。｣


貴｢だから彼女なんかじゃありません！｣


美嶺｢ねぇ、Aってば！こんな合宿いないで私とハワイ行こうよ！｣







こんな？

合宿？





貴｢すみません、美嶺様。


　ここは『こんな』と呼べるほど簡単な場所じゃないんです。
　僕はここで王者になるために参加して、決死の覚悟で挑んでいるんです。

　それなのに、あなたは『こんな』という相応しくない扱いをしました。
　
　容易な気持ちでここへ立ち入らないでください。
　出ていってください。｣

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