【新テニ】立海新入生はU-17でも最強王者

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過去編〜

幼月琉side


よーすっ！
俺！雅火月琉！小学生１年だぁ！！


雅火｢ママ！！パパ！！見てよ関東Jr.大会銀メダルー！｣


雅火母｢あら！すごいじゃない！｣


雅火｢だろ！！！｣


雅火父｢流石だな！全国もがんばれよー！｣


雅火｢うん！！｣




〰全国Jr.当日〰


雅火｢ママ、パパ？……来れないんだ…。｣


雅火父｢すまんな、月琉。｣


雅火母｢いつもごめんね。｣


雅火｢気にすんなって！仕事なんだし！俺も頑張るから！ママとパパもがんばれー！｣


雅火父｢おう、がんばるぞ。じゃあ行ってくる。｣


雅火｢いってらっしゃーい！｣




ママとパパは朝早くに仕事に出掛けた。

いつもそうだ。
大事な大会も。授業参観も。運動会も。マラソン大会も。

いつも仕事。




雅火｢来なくたってがんばるし！！いってきまーす！｣




俺はテニスバックを背負って家を飛び出した！

会場につくと小学生選手がいっぱいいた。



雅火｢雅火月琉っす！俺のコートどこっすか？｣


大人｢えっとね…君のコートは３コートだよ。がんばってね。｣

　
雅火｢おう！｣




俺は３コートに走った。

相手選手はもうアップを始めていた。
俺もすぐにラケットを持ってアップを始めた。




……


……



試合が終わった。
結果は俺の負け。

ママとパパが来なくてよかったと思ったwww



それで俺は決勝の会場にいる。


優勝候補の小学６年の人と身長が低くて女みたいなチビ。



｢なんだよーこんなチビが相手かよ。｣


｢…………。｣


｢負かしてやるぜ。すぐにな。｣


｢うるさいです。｣


｢あんだと！！？｣


｢うるさい、と言ったんです。それに早くサーブを打ってください。時間の無駄です。｣




女みたいなチビは声も女っぽいww

だけど、俺はこの試合が終わってそいつのことをバカにできなくなった。

結果は女みたいなチビのストレート勝ち。
みんな、目を疑った。


もちろん俺も。

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