謳歌81 やめて ページ44
「おふくろがやられたァ〜〜！！！」
「赤犬を止めろォ〜〜！！！」
スタスタと歩くサカズキを止めようとする白ひげ海賊団
しかし彼が止まる様子は微塵も無い
「…いくらAと言えど…その兄弟を殺る邪魔をするんじゃったら…消していくぞ…！！」
「やめろォ゛〜〜〜ッ！！！」
神天人であるAさえも手にかけようとしたサカズキ
するとそれをジンベイが身を呈して守ってくれた
「青キジ大将！！！何を！！！」
一人の海兵が叫ぶと同時に、センゴクがクザンを思い切り地面に叩きつけた
「そうやって…おれを押さえ付けといてくれ、センゴクさん…！！でなけりゃ…おれァ＿＿＿ッ！！
＿＿＿サカズキを殺しちまう！！！」
それは周りの海兵も、今この状況を見ているシャボンディ諸島の人々も同じだった
裏切り者のジンベイに制裁を下そうとするサカズキ
それをビスタとマルコが阻止した
「おふくろ…！！今すぐ手当てを…！」
『シ〜＿＿＿』
「！！」
喋るエースの口に人差し指を当て、ジェスチャーをした
「何故…Aが海賊なんぞを守るんじゃァ…！！！」
『……見ていられなかったわ〜』
その声は、今にも消えてしまいそうなほど小さい声
しかし聞こえる者にはしっかりと聞こえる
『大事な人が…どんどん死んでいくのは……ハァ…見ていられなかった』
Aは続ける
『私と…お茶してくれた海兵さんも…私の、護衛をしてくれた海兵さんも……私の…可愛い息子たちも……、み〜んな…私の大事な人…』
＿＿＿そんな大事な人が死ぬのは、見ていられなかった
Aはそう答えた
海軍も海賊も政府も関係なく、誰にでも平等に接してきたA
そんな自分の大事な人達が、"こんな事"で倒れていくのは、とても、見ていられるものではなかった
『…この戦争が……無意味とは思わないわ〜……私は、この戦争の傍観者になれなかった…っ』
Aはその場にゆっくりと立ち、クザンを押さえ付けているセンゴクをしっかりと見て言う
『…もう、息子達が、海兵達が倒れるのは見たくないわ〜…
お願い
だから
もう＿＿＿
.
.
.
＿＿＿やめて……？』
Aは、この世の誰よりも美しく笑っていた
Aは、この世の誰よりも美しく
.
.
.
.
泣いていた
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蒼 - とてもきれいな人生をありがとうございます。夢主の途方もない優しさが響きました。結論:大泣きしました本当に好きです。ありがとうございました！！！土下座 (2022年8月7日 23時) (
レス) @page50 id: edd403d320 (このIDを非表示/違反報告)
カミちゃん(プロフ) - 花ノ園さん» こちらこそ読んでくれて森羅万象感謝感激雨霰!!!!!!!!!!!!!!我貴様大好!!!!!!!!!!!!!! (2022年2月21日 13時) (レス) id: 4e90030f17 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ園(プロフ) - 圧倒的母性力感謝感激雨霰！！！！謝謝！！！！ (2022年2月21日 13時) (レス) @page50 id: 408f90cf09 (このIDを非表示/違反報告)
松 - 2人揃ってボルサリーノの盗聴用黒電伝虫に話しかける平和な空間… (2020年11月12日 7時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
「 」(プロフ) - え？え？え？タイトルから震えた。マッマおかえりなさい。そして、続編おめでとうございます。青海をじゃんじゃん、楽しんじゃってください。私はそれを見守りますのです。 控えめに言って愛してます (2020年8月5日 13時) (レス) id: e81c17c75a (このIDを非表示/違反報告)
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