謳歌65 隈の男 ページ28
チャルロスがその場から逃げる様に立ち去り、住民達が立ち上がると、Aは崩れるようにその場に膝を着いた
「「「A様！！？」」」
『あぁ〜、大丈夫よ〜』
いくら死ねないと言えど、大量に血を流せば意識は朦朧とするし、力だって入らない
傷が塞がるとしても、Aだって1人の女性である
『今これを見てた人に、お願いがあるの〜』
Aのお願いとあらば。と、みんな頷いた
Aは、先程助けた奴 隷たちの背中の烙印に手を当て、皆に言い聞かせるように言った
『この人たちは、今までもこれからも、ただの人よ。だから、この人たちを差別したり、軽蔑したりはしないであげてね〜』
そう言い終わり、Aの手を避けたその背中には、烙印などなかった
『烙印は消したわ〜。今まで辛かったわね〜。もう大丈夫だからね〜』
烙印が消えた人は喜びと安心から泣き崩れ、見ていた人たちもそれを喜んだ
そしてAはふふっ、と綺麗に微笑み、自分の傷など気にもしないで
またねとその場から立ち去ったのだった
.
.
.
『……血を流しすぎたわね〜。これじゃあ…本部まで意識が持たないわね〜……』
血の流しすぎで意識が朦朧とするなか、ひとつの影がAの前に立ちはだかった
『あら〜？誰かしら〜？』
「………創造主 Aか」
『創造主と言うのは、ただの肩書きだけどね〜。私に何か用かしら〜？』
「…その傷はどうした？」
『ちょっと撃たれちゃってね〜。大丈夫よ〜。直ぐに塞がる＿＿から〜』
しかし体は言うことを聞かず、倒れそうになってしまうA
それを影の主が支え、持っていた太刀を部下と思われる人に渡し、Aを抱き上げて言った
「今からコイツのオペをする。準備をしとけシャチ、ペンギン」
「「アイアイキャプテン！！」」
オペ、と言う言葉に首を傾げて、男を見るA
男はニヤリと笑って、どこかへと歩き始めた
『あら〜、助けてくれるの〜？』
「ただの気まぐれだ。一応、"医者"なんでな」
『まぁ、お医者さんなの〜？だったら〜』
＿＿＿ちゃんと寝なきゃだめよ〜
男の目のクマをなぞりながら言ったAは、そのまま静かに眠ってしまった
「……アンタには、聞きたいことが山ほどあるんでな」
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蒼 - とてもきれいな人生をありがとうございます。夢主の途方もない優しさが響きました。結論:大泣きしました本当に好きです。ありがとうございました！！！土下座 (2022年8月7日 23時) (
レス) @page50 id: edd403d320 (このIDを非表示/違反報告)
カミちゃん(プロフ) - 花ノ園さん» こちらこそ読んでくれて森羅万象感謝感激雨霰!!!!!!!!!!!!!!我貴様大好!!!!!!!!!!!!!! (2022年2月21日 13時) (レス) id: 4e90030f17 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ園(プロフ) - 圧倒的母性力感謝感激雨霰！！！！謝謝！！！！ (2022年2月21日 13時) (レス) @page50 id: 408f90cf09 (このIDを非表示/違反報告)
松 - 2人揃ってボルサリーノの盗聴用黒電伝虫に話しかける平和な空間… (2020年11月12日 7時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
「 」(プロフ) - え？え？え？タイトルから震えた。マッマおかえりなさい。そして、続編おめでとうございます。青海をじゃんじゃん、楽しんじゃってください。私はそれを見守りますのです。 控えめに言って愛してます (2020年8月5日 13時) (レス) id: e81c17c75a (このIDを非表示/違反報告)
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