謳歌85 人生謳歌 ページ48
＿＿＿その日はたまたま元元帥のセンゴクが居た
元帥は大変だろうとサカズキに笑うセンゴク
そんな元帥室に慌ただしく入ってくる大量の海兵達
皆は泣きながら、口を揃えてこう言った
「「「A様が帰ってきました！！！」」」
その言葉にセンゴクとサカズキは目を見開く
そしてどちらかが言葉を発するより先に、透き通る美しい声が、元帥室に響いた
『＿＿＿久しぶりね〜2人とも』
「A…様！！」
『いいのよ〜センゴク。立場も何も関係ないわ〜。好きに呼んでちょうだい』
Aがそう言うと、センゴクは笑顔でAと呼んだ
「いつ目覚めたんじゃァ…」
『今朝起きたばかりよ〜。あなた達に会いたくって、無理やり出てきちゃったわ』
ニコッと笑うAの久しぶりの笑顔に赤面する二人
Aの笑顔に慣れないのは相変わらずのようだ
『……私ね〜、一度神天に帰ろうと思うの〜』
「！つまり、見定め終わったと？」
『いいえ〜、義務はもう辞めたの』
"辞めた"という言葉に目を見開く二人
『もう…大切な人が傷ついているのを、義務を理由に助けられなくなるのは嫌だからね〜』
Aがそう言うと、少し顔を歪めるサカズキ
まだ半年前の事を思い出しているのか
『＿＿＿一年半。あなた達の時間で、一年半経ったら、私はまた戻ってくるわ〜』
一年半、Aの住む神天で言うと、約80年後になる
しかしそんな時間Aにとっては一瞬で終わってしまう年月だ
『すぐ戻ってくるから〜』
「…ほうか」
そのまま部屋から出ようとしたAを、センゴクが止めた
「A、ひとつ聞かせてくれ……この地はどうだったか」
それはどう見定めたかではなく、純粋にA自身がどう思ったかの質問
その質問に、Aはすぐに答えた
『本当に……美しかった。ただそれだけ。私には理解出来ないほど眩しい人が沢山いて、家族ができて、幸せだった』
そう告げる彼女は、とても綺麗だった、とても美しかった
『まだ…私は終われないわ〜。この大海賊時代を、もう少し生きてみたい。もう少し、みんなと一緒にいたい
だから、もし次会った時は＿＿
.
.
.
.
.
海賊かもね』
悪戯っぽく笑った彼女は
この世の誰よりも
幸せそうだった
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蒼 - とてもきれいな人生をありがとうございます。夢主の途方もない優しさが響きました。結論:大泣きしました本当に好きです。ありがとうございました！！！土下座 (2022年8月7日 23時) (
レス) @page50 id: edd403d320 (このIDを非表示/違反報告)
カミちゃん(プロフ) - 花ノ園さん» こちらこそ読んでくれて森羅万象感謝感激雨霰!!!!!!!!!!!!!!我貴様大好!!!!!!!!!!!!!! (2022年2月21日 13時) (レス) id: 4e90030f17 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ園(プロフ) - 圧倒的母性力感謝感激雨霰！！！！謝謝！！！！ (2022年2月21日 13時) (レス) @page50 id: 408f90cf09 (このIDを非表示/違反報告)
松 - 2人揃ってボルサリーノの盗聴用黒電伝虫に話しかける平和な空間… (2020年11月12日 7時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
「 」(プロフ) - え？え？え？タイトルから震えた。マッマおかえりなさい。そして、続編おめでとうございます。青海をじゃんじゃん、楽しんじゃってください。私はそれを見守りますのです。 控えめに言って愛してます (2020年8月5日 13時) (レス) id: e81c17c75a (このIDを非表示/違反報告)
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