海賊謳歌６ サプライズ ページ8
『あら〜、本当にもういいの〜？』
「あぁ、おればっかりおふくろを独り占めにしてちゃ
アイツらに怒られちまうよい」
ひとしきり泣きスッキリしたマルコは
1度Aから離れ、どう白ひげ達と再開するか考えていた
手はまだ握っているようだが
「どんな再開の仕方であれ、皆喜ぶこと間違いなしだよい」
『ふふ、なら、いつも通りでいいわね〜』
「そうだねい…いつも通り、おふくろは笑っててくれればいいよい
＿＿＿アイツらは流石に泣きじゃくると思うが…」
苦笑いでそう言ったマルコは
不死鳥の姿になり、先に白ひげの元へと戻って行った
『……さぁて…いつも通りで行きましょうかね〜』
再び動き出したAの乗る巨大な海賊船
その船は案の定モビーディック号の隣に着き止まった
『あら〜、この2年でよくまたあの船を作り直せたわね〜』
Aの瞳に映るモビーディック号は
2年前の戦争で沈んだ筈のモビーディック号と
ほとんど変わらないそっくりな船
『…ニューゲートの乗る船は、こうでなくっちゃね〜』
Aは綺麗に微笑み
白ひげ海賊団の誰にも気付かれないように自分の船から降りると
気配を消し、白ひげの真横まで来た
そしてさも当たり前のように白ひげの片膝に座り
当たり前のように会話に参加する
「グラララ…随分デケェ船じゃねェか」
『ふふっ、本当よね〜、大きく作りすぎちゃったわ〜』
「世界政府の船じゃないなら、なんの船だ？
海賊旗も見た事ねェし…」
『やっぱり海賊ならもうちょっとそれらしい旗が良かったわよね〜今から作り直そうかしら〜』
未だ船員は誰一人としてAに気付かない
マルコですら、先程会ったばかりだと言うのに
Aの気配に一切気付いて居ない
否、声は聞こえているのだろうが
それに対して違和感を感じていないのだろう
＿＿＿それ程、白ひげ海賊団にAは馴染んでいて
心を許しているのだから
「おふくろならもしかしたら知ってるんじゃないか？
なァおふくろ、あの船がなんの船か知って…………」
イゾウが今の自分のセリフに違和感を持つ
それと同時に、他の船員たちも違和感を持つ
「…………おふくろ？」
『ん〜、どうしたの〜？』
「「「お、おふくろォォ！！？？！？！！？」」」
やっと、気付いたようだ＿＿＿＿
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朝比奈情 - お、終わり方が本当に最高…！！！！ここまで面白くて感動する夢小説にあったことないかもしれない… (10月8日 15時) (
レス) @page34 id: 32bd569cf7 (このIDを非表示/違反報告)
太中って良いよね☆ - 凄い面白い神作品を有難うございますッッ！ (2023年1月19日 18時) (レス) @page34 id: e1d46b94d1 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 面白いです！！ありがとうございます！！感動しました！！これからも頑張ってください!！！！！！！ (2022年12月1日 3時) (レス) @page1 id: 8c92803490 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 好きです。夢主さんの設定といい、物語の言葉選びといい、最高でした (2022年8月8日 23時) (レス) @page34 id: edd403d320 (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑炭酸(プロフ) - 誰のものにもならない夢主最高でした…面白い作品をありがとうございます！ (2021年1月27日 20時) (レス) id: 72cb3f7599 (このIDを非表示/違反報告)
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