海賊謳歌３ 歓喜 ページ5
───？side───
おれはニュースクーから買った新聞を見て
目を見開いた
「おふくろ……！！？」
そして、今までで1番、人生で1番と言っていいほど
全速力で走って、親父の部屋までその新聞を持っていった
「グラララ…どうしたァ＿＿＿…エース」
あの戦争で、体にデカい風穴が出来るくらいの重症を負ったのに
親父は今もちゃんと生きてる
あの日のおふくろとの約束を守るために
もう一度おふくろを、その大きな胸で抱きしめるために
それに今日はなんだか…親父が心做しか元気に見える
「親父…っこれ……これ見てくれ！！！」
おれは止めどなく溢れる涙を隠さずに
親父に新聞を渡した
「………！！！」
親父はそれを見て目を見開く
そして心底嬉しそうに「グラララララ！！」と大きく笑うと
その目にほんの少しの涙を浮かべながら
「やっと帰ってきやがったかァ……A
しかも海賊になりやがって……！！」
おふくろの名前を愛おしそうに呼んで
おれの頭をガシガシと撫でた
「帰ってきたんだ…おふくろが…！！！」
おれがそう声を震わせながら言うと
「「「親父！！！」」」
と、ハルタとイゾウ、それからさっきまで食堂で眠そうに飯を食っていたマルコが
親父の部屋に入って来た
その理由は明白だ
「おふくろが…おふくろが帰ってきたよい！！」
「しかも海賊になって…！！」
先程の眠気なんて全部吹っ飛んだように言うマルコと
乱れた服なんか微塵も気にしていないハルタが
親父に嬉しそうにそう言った
イゾウなんかは、クシャクシャになるくらい新聞を握りしめて
震えながら
「本当にﾞ…ッ……よがっだ……ッ！！」
と、涙を流して喜んでいた
「グラララ…おめェら、やるこたァ分かってるな」
親父はおれ達にそう言って
おれ達はそれに力強く頷く
「あぁ……分かってるよい、親父＿＿＿」
.
.
「「「「＿＿＿宴の準備だ！！！」」」」
.
.
✂- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
めっちゃ普通にサッチ出してましたすみません
「おれもちゃんと新聞見たぜ！！！(触れないけど)
早く会いてェな……おふくろ」
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朝比奈情 - お、終わり方が本当に最高…！！！！ここまで面白くて感動する夢小説にあったことないかもしれない… (10月8日 15時) (
レス) @page34 id: 32bd569cf7 (このIDを非表示/違反報告)
太中って良いよね☆ - 凄い面白い神作品を有難うございますッッ！ (2023年1月19日 18時) (レス) @page34 id: e1d46b94d1 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 面白いです！！ありがとうございます！！感動しました！！これからも頑張ってください!！！！！！！ (2022年12月1日 3時) (レス) @page1 id: 8c92803490 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 好きです。夢主さんの設定といい、物語の言葉選びといい、最高でした (2022年8月8日 23時) (レス) @page34 id: edd403d320 (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑炭酸(プロフ) - 誰のものにもならない夢主最高でした…面白い作品をありがとうございます！ (2021年1月27日 20時) (レス) id: 72cb3f7599 (このIDを非表示/違反報告)
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