困った子 ページ4
＿＿＿結婚式前日
現在海軍本部は大忙しだった
おれと少女の結婚式の準備もそうだが、何より＿＿＿
「海軍本部ってとっても広いんだね、迷子になっちゃいそう」
「……あぁ」
何故か少女が、海軍本部に直接おれに会いに来たのだ
あぁ……センゴクさんになんて説明しようか
「クザンーッ！！！」
おれの後ろから、今1番会いたくない人の声が聞こえる
「……ガープさん」
「ん？なんじゃその娘は。お前の子か」
これだから会いたくなかった
まず少女に無礼な態度をとるのは必然だし「せんべい食うか？」と少女にせんべいを渡すのも必然
「クザンさんのお知り合いですか？」
「あー…おれの恩人です」
「まぁ、クザンさんの恩人なんですね。クザンさんの命を助けていただいてありがとうございます」
いや、別にそう言う訳じゃ、
「ぶわっはっは！！！気にせんでいい！」
あんたも乗るな
「所でお前さん、貴族かなんかか？」
逆に貴族だと問うのになんであんたはそんな雑な態度なんだ
「はい、@@@家の者として、明日クザンさんと結婚をさせていただく予定です」
そしてAもなんでそんな嬉しそうに答えてんだ
「あー…ガープさん。おれァ今ちょっと忙しいんで…」
「なんじゃ仕事サボってるだけじゃろう」
「いやマジで、今本当に忙しいんで」
おれはガープさんに「またねおじいちゃん」と言うAの手を少し強引に引っ張る
って言うか、おじい…おじいちゃん…え？
「ふふっ、クザンさんのお知り合いは面白い方がいっぱい」
…まァ、Aが嬉しそうなので良しとするか
「あー、とりあえず、センゴクさん…元帥の所に行くんで」
「分かりました、ご挨拶ですね」
おれがそう言えば素直に着いてくるA
こんな子でも、国ひとつを纏める王女なんだ
この子は、その小さい背中に何を背負っているのか
おれには検討もつかない
「着いたぞ」
おれはセンゴクさんの元帥室の前で立ち止まる
「今からセンゴクさんに挨拶するが、不安な事とか特に」
「頼も〜！！」
「いやちょ、話聞いてくれない？」
もしかしてあの短時間でガープさんの生霊でも取り憑いたのかと思うほど元気よくAは元帥室を開けていく
はァ……おれァもうどうなっても知らねェからな…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 424人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ごま油(プロフ) - とっっっっても良い小説をありがとう御座いました。可愛くて綺麗で美しい愛でした。読むのが楽しかったです！ (2023年2月22日 17時) (
レス) @page38 id: 9bdb6b301d (このIDを非表示/違反報告)
ごま油(プロフ) - ﾁｮ…たまにイケメンになるのスキなんですけど！！ でも、可愛い まだ、読み始めたばかりですがスキです((突然すみません (2023年2月19日 19時) (レス) @page8 id: 9bdb6b301d (このIDを非表示/違反報告)
ハクア - もう泣いちゃいました。クザンさんの事好きになりました‼️ギフトアイランドも見させてもらって、今からもう一回見たいと思います。 (2023年2月15日 22時) (レス) @page38 id: 19cc797338 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - 綺麗なお話をありがとうございました。会社で最終話まで読んでしまってうるっと来てしまいました。読む場所を間違えましたw (2022年11月1日 8時) (レス) @page38 id: 90dea79562 (このIDを非表示/違反報告)
ユキキ(プロフ) - 号泣しました、、清々しい程切なくて甘くて悲しくて美しくて、最高に良かったです😭素晴らしい終わり方なのに暫く立ち直れそうにありません。 (2022年10月31日 2時) (レス) @page38 id: 5bcd03b334 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
