見習い中 悪魔の実 ページ6
＿＿＿次に目が覚めると、そこは医務室のベッドの上で、赤髪さんはすぐ隣にある椅子に座り、私の手を握って俯いていた
『寝てるのか？』
私がそう呟くと、赤髪さんは今起きたようでん？と声を出して私を見た
「おぉ！起きたのか！！待ってろ、今船医を…」
赤髪さんがそう言って船医を呼びに行こうとしたが、私はそれよりももっと重要な事を、彼に話したかった
だから＿＿＿＿＿
『待ってくれ赤髪さん！聞きたいことがある』
彼を呼び止め、もう一度椅子に座らせた
「どうした、飯の事か？」
『それも後で聞くが…まァとにかく、重要な事だ』
私はそう言い、呼吸を整え、赤髪さんの目を見て聞く
『悪魔の実の能力者は海に嫌われ、水に触れると力が抜けるんだろう？』
「ん？あぁそうだ。一生泳げなくなる。それがどうした？」
一生泳げなくなるか…そもそも私の種族は水泳なんて物はしていなかった
元々泳げない可能性も捨てきれない
だが＿＿＿…あの力が抜けていく感覚は…
『赤髪さん…もしかすると私は……
.
.
.
＿＿＿悪魔の実の能力者かもしれない』
とても、とても真剣にそう言った
＿＿＿なのに
「……だっはっは！！！そんな事か！！！」
『なっ！そんな事って…私には重要な事だ！』
彼は大笑いして、そうかそうかと言っていた
今のに笑う要素がどこにあったんだ？
確かに四皇ともなる海賊の赤髪さんなら私が悪魔の実を食べてしまった事なんてさほど興味も無いだろうが
「で、なんの能力だ？」
『さァな、私が知りたいくらいだ』
「つまりさっき初めて知ったって事か。どこかで不味い果実は食ったか？」
一応相談には乗ってくれるようで、彼は私にいくつか質問した
不味い果実か…
食べた覚えが＿＿＿＿＿
『…あるな』
「お？」
『つい先日、かなり不味い果実を食べた記憶がある』
私がそう言うと、どこでだ？と聞かれたので
『海軍本部の食堂で食べた朝飯の中に、不味い果実のようなものが入っていた』
と、答えた
＿＿＿次の瞬間
「＿＿＿ベン、緊急事態だ」
「あぁ……分かってる」
いつの間にか部屋にいた副船長さんに指示を出し
赤髪さんは少し待ってろ、と部屋を出ていってしまった
『……緊急事態……？何かあったのか？』
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匿名 - ↓↓↓超同意です。私も好き (2020年6月24日 19時) (
レス) id: 8ed0048641 (このIDを非表示/違反報告)
私が堕天使だ - 夢主の性格大好きです。応援してます (2020年6月22日 11時) (レス) id: b25ad7acaa (このIDを非表示/違反報告)
ミナ - 唐揚げ小説から。読ませていただいていて。とても面白かったです。これからも頑張って下さい。胸…もっと大きくなっ((…。応援していますー (2020年6月21日 20時) (レス) id: 621cf6c9a3 (このIDを非表示/違反報告)
山道本土 - めっっちゃ！！！おもれぇええええ！！作者さん！！応援してる！！！愛とか最高かっ！！？(テンションが上がってる)俺は応援してる！！！！！！応援させてくれ。続編おめです！ (2020年6月21日 6時) (レス) id: 1a4ddf2228 (このIDを非表示/違反報告)
風人雷震 - ……夢主ちゃん怖い:(；ﾞﾟ'ωﾟ'): (2020年6月14日 17時) (レス) id: e7a29d0b8d (このIDを非表示/違反報告)
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