謳歌26 指銃！！ ページ30
何も怖いことは無いのに、何故かAを抱きしめるおれの腕は震えていて、それに気づいたAは子供をあやす様におれの頭を撫でて言った
『ふふ、今日は一緒に寝ましょうか〜。貴方も疲れているでしょ〜？』
普通、創造主と暗殺者が一緒に寝るなど考えられもしない。しかしそれを分かっている上でAは続けて言った
『貴方は雷を怖がる子供。そして私は、それをあやす母親。怖がる子供を、母親は放っておけないでしょ〜？』
だから、泣き止むまでそばに居てあげる。ずっと隣にいてあげる。とおれの目を見てそう言うA
もちろんおれは少しも泣いている訳では無い、あくまでもAの出した例えだ
でもAの例えは、今のおれには十分当てはまっていて、Aの瞳に映るおれの顔は、なにかに怯えて今にも泣き出しそうな子供のようだった＿＿＿
.
＿＿＿教えてもないのに、ベッドのある部屋へと手を引くA
抵抗する気にもならなかったおれはされるがままベッドに寝かされ、Aも同じようにベッドに入っておれを抱きしめた
その間Aは、ずっとおれの頭を撫でて、大丈夫と声をかけ続けていた
『…おやすみなさいルッチ、いい夢を＿＿＿』
最後にAのその言葉聞いて、いつの間にかおれは眠りについていた
.
.
＿＿＿恐らく朝
体を揺すられる感じがして目が覚めた。久しぶりに一度も起きずに寝られた気がする
相変わらずAに抱きしめられ、顔が胸に埋まっている状態なので何も見えないが、きっとAも起きているだろう
『おはようルッチ〜。よく眠れた〜？』
「…えぇ」
自分でも驚くほど快眠で、昨日の疲れも少しも残っていなかった
おれを離そうとするAを離したくなくて、もう一度きつく抱きしめた
『あら〜ルッチ〜。もう起きる時間よ〜？』
「＿＿＿嫌だ」
「ﾌﾞｯｯｯ！！いつの間に"子猫ちゃん"になったのかァ？ルッチ〜？」
＿＿＿＿＿何故か扉の前でニヤニヤしている駄犬が目に入った
その瞬間、おれの意識はすぐ覚醒した
「……殺す…ッ！！」
ﾄﾞｺﾞｫｵｫﾝ……！！
『あらあら〜、朝から元気ね〜若い子は』
その日からおれは誓った
おれの背中を守ると言ってくれたA様を
命にかえても守ることを＿＿＿
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こけこっこ - あーーーー ｽｩ(息を吸う音) すきぃぃぃぃぃぃーーーーーー！！！！！！！！！っっっ (2022年4月30日 0時) (
レス) id: 9e2c3376df (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - 「頭に芋けんぴついてる」で腹筋がしにますた (2020年11月9日 21時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - おふくろを連発されることがここまで腹筋にダメージが与えられるとは知らなかった (2020年11月9日 21時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
Blue purple(プロフ) - おふくろの味ネタが1番好き。心臓持ってかれたわ (2020年4月3日 17時) (レス) id: a9b70a7a10 (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - サ○エでございますでワシ掴みされてからの神作品でした。これからも頑張って下さい！ (2020年3月31日 9時) (レス) id: 922f0caa1e (このIDを非表示/違反報告)
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