謳歌20 嫌われるスパンダム ページ24
「も、もも申し訳ありませんでしたァ！！どど、どうか命だけはァ！！！」
周りの目なんか気にせず、直ぐに土下座して謝るスパンダム
ルッチも知らなかったとは言え、やらかしてしまった自覚はあるようで頭を下げていた
『い〜のよ〜。私の方にも非があるから、どうか頭を上げてちょうだい』
ルッチはAが怒っていないことを悟りすぐに頭を上げたが、スパンダムは相変わらず土下座をしていた
Aは再度頭を上げるように言おうと思ったが、先程の態度からスパンダムの人柄を見定め＿＿＿そして見限った
『貴方はそのままでいいわよ〜。それよりルッチだったかしら〜？』
「はい」
『さっきはゴメンなさいね〜、貴方のお連れさんを勝手に触ろうとして。急だったから、嫌だったわよねぇ〜』
「！…いえ」
ルッチはシンプルに驚いた。創造主と呼ばれるAに、自分のペットを触ろうとしただけの事を謝られたのだ
もし彼女が天竜人だったのならば、今ここで自分とペットのハットリは間違いなく殺されていたであろう
『それで、私を壁に押し付けた代わりと言ってはなんだけど、もし良かったらそのハトさんの名前を教えてくれる〜？』
仮にも天竜人よりはるかに上の存在である創造主を拘束し壁に押し付けたというのに、そんな事でいいのか、とルッチは思った
名を教えるくらいどうって事ない。ルッチがハットリの名を言おうとした時、先にハットリが「クルッポー！」と鳴いた
『あら〜ハットリって言うのね〜。素敵なお名前。教えてくれてありがと〜』
「！？」
ルッチはハットリの名を一度も口にしていない。つまり今Aがハットリの口から直接名を聞いた事になる
ルッチは、権力者らしからず、動物と話が出来るであろう彼女に興味を持った
「…そろそろいいか。あーホラ、おれ達も忙しいから」
「はい！！申し訳ございませんでしたァ！」
『うっふふ。忙しいって言っても、クザンはサボりたいだけでしょ〜』
「いや〜ｿﾝﾅｺﾄﾅｲﾃﾞｽﾖｫｰ」
Aはルッチとハットリにまたねと手を振って、その場から去った
やっと立ち上がったスパンダムは、先程とは打って変わって、またでかい態度をとり始めた
「ったく…なんでお前は拘束した上に壁に押し付けたのにすぐ許されんだよ！！」
「…さァ」
「さァって……お前なァ…」
その時ルッチは、何となく分かっていた
またいつかAと出会う事を＿＿＿
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こけこっこ - あーーーー ｽｩ(息を吸う音) すきぃぃぃぃぃぃーーーーーー！！！！！！！！！っっっ (2022年4月30日 0時) (
レス) id: 9e2c3376df (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - 「頭に芋けんぴついてる」で腹筋がしにますた (2020年11月9日 21時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - おふくろを連発されることがここまで腹筋にダメージが与えられるとは知らなかった (2020年11月9日 21時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
Blue purple(プロフ) - おふくろの味ネタが1番好き。心臓持ってかれたわ (2020年4月3日 17時) (レス) id: a9b70a7a10 (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - サ○エでございますでワシ掴みされてからの神作品でした。これからも頑張って下さい！ (2020年3月31日 9時) (レス) id: 922f0caa1e (このIDを非表示/違反報告)
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