旅行中 落ちたピザ ページ9
｢……………｣
『……ﾓｯｷｭﾓｯｷｭ、ｺﾞｸﾝ』
私の目の前で睨みをきかせている大将さん
そして黙々と料理を食べ続ける私
そんな私に痺れを切らしたのか、大将さんが私に向かって言った
「まず食うのをやめんかい！！」
『お断りするッ！！私は腹が減っているんだ！！せめて私が食べ終わってから話し掛けてくれ！！』
グラタンやらチーズダッカルビやらは熱いうちが勝負なんだよ！！！
せっかく美味い飯の為にこの世界を選んだというのに、たかが大将にそれを邪魔される訳には行かないぞ私は
「貴様ァ……わしが誰か分かって言っちょるんかァ？」
『さァな、私はあなたを知らないし、あなたも私を知らない。私はただ美味い料理を食べているだけの旅行者で、あなたに怒鳴られる理由はこれっぽっちもないんだ。……そもそも、食事中に話しかけること自体失礼な行為だと言うことを知らないのか？？』
＿＿＿分かったらどっか行ってくれ
私はシラを切り通し、大将さんにシッシッ！と手を払って、また料理を食べ始めた
＿＿＿すると
ガシャンッ！！
パリーン…！
私が手を伸ばしたピザの皿が割れ、料理が地面に落ちた
「いい加減にせェ…わしの質問に答えるのが先じゃァ…」
私のピザが、地面に落ちた
『……』
正直、今ここで大将さんの頭を吹っ飛ばしたいくらいには怒ってる
しかしここには他の客が居れば、私に料理を作ってくれたコックたちも居る
だから私はこの怒りを抑え、冷静に言った
『＿＿＿もう一度言う、私は今美味い飯を食べている。ここのコックが丹精込めて作ってくれた飯だ。あなたにも用があるのは分かるが、私にも用がある。この飯を全部美味しく食べ切るって用だ。私はこれを食べ終わったらあなたの話を聞くと言っているし。いい加減にして欲しいのはこっちの方だ。
それともなんだ？あなたは＿＿＿＿＿＿
.
＿＿＿＿＿「待て」すら出来ない駄犬なのか？』
「！！」
挑発するように大将さんに言い放つ
目は逸らさない、彼が観念するまで、私は睨み続ける
「……とっとと食え」
それだけ言って大将さんは店の外に出ていった
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るう - おいおいカルマ教授カッコ良すぎかよ (2022年10月16日 8時) (
レス) @page15 id: 4f11435a10 (このIDを非表示/違反報告)
るいす:0317 - おいおいわしも惚れちまったて…カルマ教授………いけめん……… (2022年9月20日 10時) (レス) @page14 id: 0614e5eebb (このIDを非表示/違反報告)
シン(プロフ) - え、待って、嘘でしょ？カルマ教授……惚れちまった……っ！なんかわかんないけどドンピシャだった！見た瞬間口おさえた！コメント書かねばという使命感に囚われた！ (2022年7月27日 20時) (レス) @page14 id: ad944f8965 (このIDを非表示/違反報告)
サーチライト - ダメだ…RPGの『ハロルド』を聞くとどうしても某ゲームサイト名が出てくる…www (2020年11月22日 15時) (レス) id: d6f0b3fa78 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - はじめまして。昨日から貴方様の作品を読ませていただいているのですがどれもとても面白くて久しぶりに時間を忘れるほど没頭しています。これからも作品を楽しみにしています！ (2020年7月24日 9時) (レス) id: fe27db1e8f (このIDを非表示/違反報告)
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