見学中 訳あり ページ34
「？！誰だ！！」
『久しぶりだなハゲ。相変わらず毛根は死滅寸前か？』
「うるせェそれには触れるな！つーかテメェ！！」
私を指差す
どうやら思い出したようだな
『あなたに恨みはないが…捕縛させてもらおう』
「はっ！やれるもんならやってみろォ！！」
私はサーベルを構え、海賊達も私に襲いかかろうと囲み始めた
＿＿＿すると
「ぱぱぁ〜何してるのぉ」
「おとうさ〜ん今日どんなおあそびするの〜？」
「そのおねーちゃんだぁれ〜？」
3人の子供たちが、船の影から出てきた
「お、おい！！出てくるなって言っただろ！！」
『……子供？』
この船の海賊たちとは違うキレイめな服
暴力を受けている様子はないしハゲを怖がっている様子もない
むしろハゲの事をぱぱ、お父さんと言っていた
『………これは、話を聞く必要がありそうだな』
私は敵意が無いことを示すためにサーベルを海に投げ捨て、ハゲに聞く
『その子供たちはどうした』
私がそう聞いたが、ハゲが答える様子はない
「誰が海軍なんかに教えるかよ」
『私は海軍に所属してはいない。その子供たちの事について聞きたいだけだ、連れて行ったりしないさ』
私が語りかけるようにそう話すと、船員たちもだんだん武器を下ろしていき、ハゲは子供たちの頭を撫でながら言った
「コイツらは、権力を乱用するクソ海兵共のせいで親を失った奴らだ。おれがその村でたまたま見つけて、船に乗せた」
権力の乱用か…確かに、下調べで見た書物にも、それらしい表記があったな
『その村の名前は？』
「さァな、おれらが沈めちまった」
はッと鼻で嘲笑うハゲ
確かに
「で、お前はおれらをどうする？捕まえるか？」
『＿＿＿いいや捕まえない。状況が変わったからな』
私は子供たちの前で膝を折り、目線を合わせて聞く
『君たち、海軍は好きかい？』
「…いじわるだからきらい」
「ぼくもー」
「かいへーさんいっつもけって来るもん」
まァ、返事は分かっていた
だから、この子達の好きなように生きさせなければ
ストレスを感じる場所に居ては、人間生きられないからね
私はハゲ、いやこの子達の1人の父親である船長に言う
『今から私が言うことをよく聞け』
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るう - おいおいカルマ教授カッコ良すぎかよ (2022年10月16日 8時) (
レス) @page15 id: 4f11435a10 (このIDを非表示/違反報告)
るいす:0317 - おいおいわしも惚れちまったて…カルマ教授………いけめん……… (2022年9月20日 10時) (レス) @page14 id: 0614e5eebb (このIDを非表示/違反報告)
シン(プロフ) - え、待って、嘘でしょ？カルマ教授……惚れちまった……っ！なんかわかんないけどドンピシャだった！見た瞬間口おさえた！コメント書かねばという使命感に囚われた！ (2022年7月27日 20時) (レス) @page14 id: ad944f8965 (このIDを非表示/違反報告)
サーチライト - ダメだ…RPGの『ハロルド』を聞くとどうしても某ゲームサイト名が出てくる…www (2020年11月22日 15時) (レス) id: d6f0b3fa78 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - はじめまして。昨日から貴方様の作品を読ませていただいているのですがどれもとても面白くて久しぶりに時間を忘れるほど没頭しています。これからも作品を楽しみにしています！ (2020年7月24日 9時) (レス) id: fe27db1e8f (このIDを非表示/違反報告)
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