【ONEPIECE】異世界修学旅行 (ページ17)

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旅行中条件ページ17

そう説明すると、納得したようなそうでないような、そんな顔で「そうかい」と言われた

みんなそうさ

自分が人間に生まれて、なぜ自分には手足があって考える脳があるのかなんてわざわざ考えないだろう？

それと同じさ

私たちにとって魔法は、息をするのと同じようなものなんだよ＿＿＿

『＿＿＿とりあえず大将さん、早速海軍カレーが食べたいんだが、案内してくれないか？』

私が話題を変え、海軍カレーを振舞っている食堂へ案内してくれと頼むと

「いいけど…その前に。条件がある」

…と、言われた

条件＿＿＿だと？

『なんだ、海軍カレーを食べるのに特定の条件でも満たさなければならないのか？』

「いやそうじゃなくて、おれ個人での事」

大将さんがそう言うと、頭の後ろを書きながら、言葉に詰まっていた

「あー、ホラその…アレだよアレ……！！」

『…一体なんなんだ。思い出せないなら早く連れて行ってくれ大将さん、全てにおいて暇してる時間なんてないんだよ』

私がそう言うと、大将さんは、それよそれ

と、私を指さして言った

「その"大将さん"っての、他人行儀で嫌だから、クザンって呼んでくれない？」

『何を言う、私たちは今までもこれからもほとんど関わることの無い、赤の他人だろう』

私の言葉が刺さったのか、大将さんはヴッ！と言葉を濁した

「おれの事名前で呼んでくれないと、食堂案内しないよ？」

『案内していただかなくて結構。そこらの海兵さんにお聞きすれば良いだけの話だ』

相変わらず冷たく返す

いいじゃないか大将さんで

そもそも何故信用もしていない人物を名前で呼ばないと行けないのか

私には謎だな

「あー…残念だ。名前で呼んで欲しかったんだけどな＿＿＿」

『あぁ、残念だったな。もう何も無いなら、食堂へ案内…』

.

.

.

「＿＿＿好きな女には」

.

『…………はぁ？』