【d!】妹は、知らない【軍パロ】 (ページ34)

今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:9,851 hit

第31話ページ34

～少し時間を遡る～

痛いな～

えっ?余裕そう?

現実逃避だよ

本当はめちゃくちゃ痛い

ご飯はないし、水も少し飲める位

手と足は鎖と縄で椅子に縛り付けられ

てか、この鎖と縄が肌に食い込んでもっと痛い

爪も2、3個、剥がされた

髪の毛は引っ張られ、殴られ、蹴られ

たまに切られる

浅くだけど…

敵「おい!! さっさと言いやがれ!!」

『絶対いや』

敵「お前のせいで、俺が、俺が」

ちょっとムカついて来たな

そろそろかなぁ

『ﾝﾌあんたのことなんて知らない。仲間…いや家族を売るなんていやだよ』

敵「おのれぇ!!」

いった、また叩きやがって

zm「チーッス!!」

敵「!? お前、は、幹部の、!!」

『やっと、だね』

zm「A、ありがとな。敵さーん、あんな家族を傷つけられて、怒らないやつは、居ないんよ」

敵「何故ここに!? 鍵も閉めたし、何しろオートロックだ!!」

zm「取り敢えず、死んでもらうわ」

赤い花が咲く

『はぁ、やっと解放される』

zm「はぇ～雑魚乙w 傷の深さは?」

『んー、普通?』

zm「オッケー、応急処置するわ」

『フフッ』

zm「?どしたん?」

『いや、ゾムと会った時と逆だなーと思って』

zm「確かに、せやな。あん時は、される側やったもんな」

『懐かしいねぇ』

zm「そーやな、ヨシッ終わったで」

『ありがとね、ゾム』

zm「おう! じゃ総統、殺してくるわ」

『私も行かせて?』

zm「傷もまあまあ深いし、ダメや」

『えー、一発でいいから殴りたかったなぁ』

zm「ぺ神がくるまで待っとき?」

『はーい』

zm「じゃいってくるわ」

『行ってらっしゃーい』

ふぅ暇になった

取り敢えず、頭のなかを整理しておこう

記憶に関しては、完璧に思い出した

親に虐待されてたことも含めて

『んーでもなんで私は、グルッペンの家に居たんだ? 養子かなんかかな?』

si「A? なにか考え事?」

『わあーぺ神だー』

si「帰るよー?」

……

『これは、おぶって帰られるパティーンですか?』

si「えっ? 怪我してるから当たり前じゃん」

『わっかりました』

てくてく、人が少ない道を歩いて帰る

『戦争、悪化してんの?』

si「んーなんか幹部があんま動けてないというか、Aの事が心配というか」

『あーなるほど、帰ったらグルッペンに放送許可貰お!』

～到着～

『ただいまー(歩いてる)』

gr「Aっ! おかえりっ!!」

『グヘ、急に抱きついてきてどうした?』

gr「大丈夫か!?」

『グルッペン、少し聞きたいんだけど…』