第１０４話『新たな決心』 ページ6
私達は脅され大人しく言う事を聞くしかなかった、椅子に座り死柄木の話を聞く
ポーカーフェイスに自信あるけれど内心は落ち着きなんてあるはずもない
(どうしてっ!?どうして死柄木に私の事がバレてるの!?)考えたくない可能性が頭に過る
死柄木「だいたい何でも気にいらないんだけどさ、今一番腹が立つのはヒーロー殺しさ」
出久「仲間じゃないのか...?」何とか声を振り絞る緑谷くん
死柄木「俺は認めちゃいないが世間じゃそうなってる。問題はそこだほとんどの人間がヒーロー殺しに目が行ってる雄英襲撃も保須で放った脳無も...全部奴に食われた誰も俺を見ないんだよ何故だ？」
(...何だか成長しきれなかった、子供みたいだな)話を聞きながらそう思ってしまう
死柄木「いくら能書き垂れようが結局奴も気に入らないものを壊していただけだろう
俺と何が違うと思う?緑谷、上鳴」出久＋貴「「...」」
ここが分岐点なのかもしれない。自然と手を強く握り震えていた
ここで緑谷くんの言葉を聞いて死柄木は...信念を理解?する
出久「何が...違うかって?............僕は......
おまえの事は理解も納得も出来ない...ヒーロー殺しは納得はしないけど...理解は出来たよ
僕もヒーロー殺しも...始まりは......オールマイトだったから」
今ここで何か言って...未来が変わるだろうか。いやきっと何も変わらないだろう
彼は敵で、主人公が倒すべき存在で、倒されるべき悪で...それでも生きた人間だ
漫画やアニメ越しに見た彼とは違う私の肩を掴む平均より低い体温の手は血が通った人間の証拠
出久「僕はあの時救けられた......少なくとも、あいつは壊したいが為に壊してたんじゃない
徒に投げ出したりもしなかった
やり方は間違ってても、理想に生きようとしてた...んだと思う」そう言い終えた瞬間ゾワッと殺気のような冷たい感覚が襲ってきた
そして同時に私は決心した
目の前にいる彼は生きた人間、二次元の世界のキャラクターじゃないそれを理解して尚
彼を倒す。ヒーローとして死柄木弔を一人の犯罪者を捕まえる
もっと昔に死柄木弔が"先生"に出会う前に救う事出来たなら良かったでもそうはならなかった
仕方ない、そう言いたくはないけれど過去は変えられない
だからせめて...せめて私の知らない原作よりも早く終わらせられるように
これは全てを知っていて何もしなかった償いじゃない
ヒーローとして"当たり前"の決心だった
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吉月チョココア - らんしゃむさん» 一話ずつやっていかないとどっちかの続きが大幅に遅れる事になるのでこういう形式にしていたのですがやっぱり見辛いですよね…番外編一気にやりますね！コメントありがとうございます(*'▽'*) (5月3日 19時) (
レス) id: 731887bfc5 (このIDを非表示/違反報告)
らんしゃむ(プロフ) - 番外編まとめられないですか？ 一話ずつ話が原作と映画で変わっていい内容なのに前の話が入ってきづらいのが残念 (4月5日 21時) (レス) id: 03fdc2a2a5 (このIDを非表示/違反報告)
吉月チョココア - いちきちゃんさん» コメントありがとうございます！！頑張ります(*^^*) (2023年3月3日 18時) (レス) id: aaec086089 (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - 吉月チョコココアさんいつも更新ありがとうございます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2023年2月16日 22時) (レス) id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
吉月チョココア - えななんですさん» コメントありがとうございます！励みになります！(*^^*) (2023年2月11日 18時) (レス) id: 2fa6faa01b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：吉月チョココア | 作成日時：2020年8月11日 13時
