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目が覚めると、明かりの消えた暗い部屋に居た。
体がズンと重たくて、頭だけ動かして辺りを見渡しても見覚えのない場所。
ここ･･･どこだろう。
私、さっきまで山の中に居たはず。
力を使いすぎたのかな？頭もぼーっとするしうまく思い出せない。
あ、そうだ、蓮を止めようとして阿部ちゃんに力を借りて･･･。
ずいぶん時間が経って暗闇に目が慣れてきたのか少し周りが見えてきて
自分の寝ているすぐ横に人が座っているのが分かった。
「れ、ん？」
蓮「Aっ」
横に座る人影にそう呟くと、ふわっと彼の香りに包まれる。
強く抱きしめられて、ちょっと苦しい。
「蓮、ちょっと痛い、」
蓮「あ、ごめん、」
「ねぇ蓮、ここどこ？ケガしてない？」
蓮「俺は大丈夫、一番重症なのはA」
部屋の明かりがついて、もう一度当たりを見渡してると和室のような部屋だった。
私の部屋でもないし、蓮の部屋でもない。
ただ少し、辰哉達の部屋に似ている気がする。
蓮「ここは九尾の狐が作った空間にある部屋らしい」
「九尾の狐って、辰哉、？」
蓮「そう、Aが倒れた後少しいざこざがあって今は」
辰哉「ちょっと休戦中って事」
襖の奥から顔を出してそう言うのは辰哉。
びっくりしすぎて声が出ない。
辰哉「俺達、仲良くなったんだ」
その言葉と共にほほ笑む辰哉と、不貞腐れた顔の蓮が面白くって
久しぶりにあんなに笑った気がする。
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綾音さん(プロフ) - お久しぶりの更新ありがとうございます！このお話とても好きなのでまた更新を気長にお待ちしてます😌✨ (2023年2月27日 0時) (
レス) id: 234acb1ed5 (このIDを非表示/違反報告)
もたな(プロフ) - おーがさん» 今更ながら、コメントありがとうございます。とても励みになります。 (2022年9月16日 10時) (レス) id: 29edbecb92 (このIDを非表示/違反報告)
おーが - このお話面白いです！更新気長に待ってます😄 (2022年8月9日 15時) (レス) @page10 id: 833f1ede54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もたな | 作成日時：2022年7月2日 12時
