31 ページ1
蓮 side
ラ「Aちゃんが妖に連れさられた」
そう言いながらラウールが焦った顔で来たのは、俺の訓練場だった。
蓮「Aが、？妖に？」
ラ「そう、多分めめがこの前出会った妖の仲間だと思う」
緊張が走る。
冷や汗が出てきているのが自分でも分かる程。
蓮「クソッ、すぐ行くぞ、ラウール場所分かるか！？」
ラ「うん！少しだけど風に乗って声が聞こえるよ」
アイツら、また迎えに行くなんて言ってたけど、本当に来やがったのか。
きっとAに近づいて、力を利用しようとしてるに違いない。
妖の分際で許さねぇ･･･。
蓮「次こそ絶対祓ってやる」
訓練場に持ってきていた武器を握りしめて
ラウールに案内されて辿り着いたのは、村の1番最北端にある森。
ヤバい妖力が森でひしめき合っている。
蓮「ラウール、お前は一旦村に戻って父さん達を呼んで来い」
ラ「でも、めめ！危ないよこの森。こんな妖力が強いのが沢山いる所なんて･･･」
俺じゃ敵わない。
それは自分でも分かる。
だけど、このまま2人で乗り込んでやられるより
応援が来るまで足止めしていた方がいい。
蓮「お前が頼りなんだよ、頼む」
ラ「･･･わかった。風に乗せてお兄ちゃんに連絡を取るよ
でも！すぐに後を追うから、絶対に無理しないで」
蓮「分かってるよ、ありがとな」
ラ「めめが傷付いて悲しむのはAちゃんなんだからね！！！」
そう言う事で、俺が無茶するのを牽制しているんだろう。
お前って本当優しい奴だよ、ラウール。
蓮「大丈夫、Aを悲しませるような事はしないから」
安心してくれ。
そんな事はしない。
Aを守るのが、俺の役目だから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1721人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
綾音さん(プロフ) - お久しぶりの更新ありがとうございます！このお話とても好きなのでまた更新を気長にお待ちしてます😌✨ (2023年2月27日 0時) (
レス) id: 234acb1ed5 (このIDを非表示/違反報告)
もたな(プロフ) - おーがさん» 今更ながら、コメントありがとうございます。とても励みになります。 (2022年9月16日 10時) (レス) id: 29edbecb92 (このIDを非表示/違反報告)
おーが - このお話面白いです！更新気長に待ってます😄 (2022年8月9日 15時) (レス) @page10 id: 833f1ede54 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もたな | 作成日時：2022年7月2日 12時
