マッシュルの世界に転トリしたのだが初っ端から詰んでる件

錯覚させる ページ19

地獄での刑の内容を考えていたところでマッシュ君が屑先の杖を折ったのが見えた


てかこう改めて見ると屑の杖木だな

ふるそ




「言いすぎですよ先生」





あ、かっけえけどなんか違う


うん、なんか違う

そうじゃない

そうじゃなあ〜い！


……筋肉かあ






「だっだまれ！！おまえらのいうことなんか


「沈まれ！！」





あ、校長登場


とりあえず屑先ご愁傷



思ってたところで、マッシュ君が連れていかれた



いつの間に……





「あ、あの……」


『ん？』


「さっきはほんとうにありがとうございました！」





振り返ると、満面の笑みを浮かべているレモンちゃんがいた


きゃわいい……





『気にしなくて大丈夫だよ。けがはない？』


「あ、えと、生活に支障は全くないので！」


『ならよかった。次は面接だね。緊張してる？』


「はい、すごく……。……あんなことして私、受かるんでしょうか……」


『家族の為なんでしょ。それなら案外、君も悪い人じゃないね』


「！」


『誰かの為にそういうことできる人、私は尊敬するよ』


「あ、ありがとうございます」


「次！A……。あれ、性が……。……A！」


『お、じゃ行ってくるね』


「頑張ってください！」





次第に炎の中に飲み込まれていく

面白い感覚……



……




――家族は大切だ――


意図せず××××のせいで別れたのなら尚更必至だろう


その必死な思いは人を錯覚させる



――自分の全てを捧げてもいいと――
　





……レモンちゃんはどこまで家族愛があるのだろう

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