クレームブリュレ。*桃緑* (ページ47)

今日:59 hit、昨日:86 hit、合計:35,879 hit

＊45＊ページ47

濵ちゃんの一言で

体の中の熱が一気に冷めていくのを
感じた。

それなのに心臓の鼓動は、
びっくりするくらい速い。

緑｢大丈夫やから、このくらい。

それより流星が無事でよかった｣

青｢ほんま、ありがとう。神ちゃんに助けられた…｣

・

・

・

桃｢…ともくん、傷、見せて」

緑｢っ、え…？｣

桃｢いいから、早く｣

おそるおそる、左肩を見せるともくん。

ともくんお気に入りのパーカーの
肩口が血で赤く染っていた。

服の上からじゃ傷が分からへん。

桃｢…痛かったよね、ともくん。

ごめん、もっと早く来てれば…｣

緑｢違うで？のんちゃんは何も悪くないよ！！｣

青｢そうやって！｣

桃｢…ん、わかってんの。ただ、勝手に後悔してるだけ。

気にせんといて。お願い。

……ともくん、病院、行こう｣

今俺がすべきことは後悔じゃない。
ともくんの手当、してもらわなくちゃ。