クレームブリュレ。*桃緑* (ページ45)

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2人があまりに帰ってこなくて

この後ご飯でも〜なんて話してたのに
さすがにおかしいって。

ともくんに何かあったら…？

考えるだけで心がざわざわして

いても立ってもいられなくなった。

桃｢…俺、様子見てくる！｣

紫｢待って、俺も行く！

なんかあった時もうひとりいた方がええやろ？｣

濵ちゃんが立ち上がってくれて、
2人で手分けして流星とともくんを探していたんや…

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…そして、聞こえてきた。

怒鳴るような声。

ともくんの声。流星の声。

？｢…何してんの！！｣

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自分でもびっくりするくらい、
低くて威圧的な声だった。

その声でフードを被った男らしい人が
すごい速さで、でもふらつきながら走っていって。

…っ、なんやこれ。

ヒート起こしかけのΩの、フェロモンの匂いやん…

流石の強さに思わず顔を顰めてしまった。