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＊42＊ ページ44
side*青
緑｢流星…っ、大丈夫？｣
青｢…はっ、うん。何とも…｣
？｢くそっ…、どけっ！！離れろ！！｣
男は神ちゃんに掴みかかる。
退けようとしている…？
青｢神ちゃん！！血！！｣
よく見れば、さっきの銀色の鋭い刃物にも
血が着いている。
そして神ちゃんの肩口が切れていた。
服がじんわり赤に染っている。
こいつが、やったんか？
青｢くっ…神ちゃんに手ぇ出すな！！｣
緑｢待って流星、近づいたらあかんの！
この人、ヒート起こしかけてるから…！｣
…やっぱり。さっきの強いフェロモンはこいつのもの。
神ちゃんが間で必死に止めてくれているから
ギリギリ理性で耐えられている。
近づけば俺も…
・
・
・
・
？｢…何してんの！！｣
遠くから聞こえてきた、ドスの効いた威圧的な低い声。
それは間違いなく望の声で。
？｢ひっ…｣
男は身を翻し、その場から立ち去ってしまった…
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作者名：星凪 | 作成日時：2024年3月6日 0時
