クレームブリュレ。*桃緑* (ページ5)

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しばらく夢中で唇を触っていたら

ゆっくりと長い睫毛が動いた。

緑「…んーっ…ぁ、のん、ちゃん…？」

桃「ともくん、おはよー」

寝起きでぽやぽやしているともくんは、
しばらく俺の顔を見つめていた。

そしてそのままもぞもぞ動く。

…あかん、二度寝かな。それだけはちょっと…。

と、思ったら。

俺の方に体をくっつけて、
胸元にぐりぐり頭を押し付けてきた。

桃「ちょっと、どうしたんよともくん。

甘えたですか？」

緑「んー…っ、ねむぃ、けど、おきる…」

桃「ん、起きよ。体、しんどくない？」

緑「だいじょぶ。おきる…、うぅ〜…」

口では起きるって言いながら、
ずっとぐりぐりしてる(笑)

自分に言い聞かせてるんやろうな。

こういう時のともくんは猫にしか見えない。

桃「朝ご飯、トーストにする？パンケーキにする？」

緑「んんっ…、ぱんけーき…っ」

桃「よぉし、のんちゃん張り切って作るで！」

ともくんと過ごす朝は本当に甘くて幸せで。