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「福士くん福士くん今日マサと太鳳ちゃんと4人で飲もう」
「いいけど、二人と話した?」
「したした。来るって〜」

全十二話のうち、第八話が放送される頃には、福士くんの私に対する緊張感も綺麗さっぱり無くなっていた。

「ほんとは健くんも誘ったんだけど、残念ながらお仕事〜」
「なるほど。時間と場所は?」
「7時。品川に新しくできたちょっとおしゃれな居酒屋」
「想像できない」
「そういうコンセプトでやってるんだって。まあいいじゃん?おしゃれな居酒屋」

仕事終わったら一緒に行こう。と約束をした。



「おーやっほ〜!」
「太鳳ちゃん久しぶり〜!元気〜?」
「元気だよ〜!Aちゃんは〜?」
「スーパー元気〜」

キャーキャーと相変わらずのJKテンションの私と太鳳ちゃん。いいじゃないか、ちょっとくらい。そんな冷めた目で見ないでよ。

「マサこの前ぶり〜拗ねないで〜」
「拗ねてませーん」
「拗ねてる〜」

マサかわいい〜と頬をつつく。
マサは、もう飲んだの?と呆れ顔で私の手から逃げる。

「飲んでないよ」
「ほんとかな〜」
「ほんとだよ〜」

いつもどおり適当な会話をしたあとは、いつも通り愚痴を言ったり世間話をしたり。
この前の事件が酷すぎるだとか、あの報道は事実確認をしていないだとか、あのお笑い芸人最近見ないだとか、あのタレントいつ復帰するのだとか、普段気軽に誰にでも言えないことを話す。

「神木くんと志田ちゃんの熱愛報道流れないね」
「うまく隠れてるんじゃない〜?」

そんな話題が出たのはついさっきのことだ。明らかに挙動不審になった私を見て、全員が何かを察する。

「Aちゃん、話してみない?聞くことしか出来ないけど、少しは楽になるんじゃないかな?」

太鳳ちゃんが優しく私の手を握った。
…暖かい。
暖かくて、柔らかくて、安心できる触り心地。
お酒の勢いも手伝って、口を開いた。

「…神木さんと色々あって…口で説明すると、長くなるし複雑だから、詳しくは言わないけど、色々あって」

なんで話そうと思ったのか、と、家に帰ってから思った。彼らなら話してもいいと思える何かが、きっと彼らにはあったのだ。

そう思える"友達"を、私はずっと探していた。

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設定タグ:神木隆之介 , アミューズ , 俳優   
作品ジャンル:タレント
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(プロフ) - 自称 神木隆之介様 依存症さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです(o^^o)のんびり更新ですがこれからもよろしくお願いします! (2016年5月18日 6時) (レス) id: 50123c4a48 (このIDを非表示/違反報告)
自称 神木隆之介様 依存症(プロフ) - この小説大好きです!!更新楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2016年5月18日 0時) (レス) id: dbd5180fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すずやさん» ありがとうございます!のんびり更新ですが頑張って更新していくのでよろしくお願いします(^O^) (2016年5月14日 0時) (レス) id: 50123c4a48 (このIDを非表示/違反報告)
すずや - すごい面白かったですー。更新楽しみにしてますー! (2016年5月13日 23時) (レス) id: eddc991718 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年4月12日 22時

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