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「ごめんなさい。お付き合いは出来ません」
目の前で頭を下げるAちゃん。
なんとなく、答えはわかっていた。
Aちゃんは、俺に心を開いてくれない。
俺の力じゃ、Aちゃんの心を開けない。
「ほんとは、Aちゃんが俺のこと好きって言うまで、諦めないつもりだったんだけどね」
誤魔化すように笑って、俺が一方的に好きでいるのは、許してくれるかな?と聞いた。
Aちゃんは、少しの沈黙のあと、やめておいた方がいいと思いますけどね。と言って、困ったように笑った。
「神木さんと、お友達にもなれません。ごめんなさい」
小さく頭を下げて、では。と残し、部屋へ戻っていくAちゃん。
小さな背中を見ていて、少しだけ、心が痛んだ。
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鼎(プロフ) - 自称 神木隆之介様 依存症さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです(o^^o)のんびり更新ですがこれからもよろしくお願いします! (2016年5月18日 6時) (レス) id: 50123c4a48 (このIDを非表示/違反報告)
自称 神木隆之介様 依存症(プロフ) - この小説大好きです!!更新楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2016年5月18日 0時) (レス) id: dbd5180fdd (このIDを非表示/違反報告)
鼎(プロフ) - すずやさん» ありがとうございます!のんびり更新ですが頑張って更新していくのでよろしくお願いします(^O^) (2016年5月14日 0時) (レス) id: 50123c4a48 (このIDを非表示/違反報告)
すずや - すごい面白かったですー。更新楽しみにしてますー! (2016年5月13日 23時) (レス) id: eddc991718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鼎 | 作成日時:2016年4月12日 22時