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天上にある太陽が眩しい。優しく吹く風が苦しい。
サラサラと神木さんの髪の毛を揺らしている。

私、どうしたいのかな。
神木さんと親しくなればなるほど、神木さんに対する劣等感が強くなることは目に見えている。その反面、こんなにすごい人と友達なんだと、くだらない自信を欲しがっている自分もいる。
わかってる。わかっている。汚い感情ばかりが渦巻く私に、神木さんの近くにいる資格はない。
いくら神木さんが優しくても、それは私の劣等感をさらに強くするだけで、私は自己嫌悪に呑み込まれる。
私は、誰かに認めてもらいたいくせに、認めてくれる人が自分より優れていたら、それを受け入れられない、ただ、自己中心的なクズだ。

どうしようもなく苦しくて、悔しくて、なんとも言えない感情が渦巻いて、気持ちが悪い。
頭の中が、ぐるぐる、ぐちゃぐちゃ。

「私、は、」

何も言えないくせに、何か言わなくてはと動き出す口。
案の定、そこで言葉は止まってしまった。

「ごめん、本当にごめんね。Aちゃん。苦しませて、ごめん。俺がしつこく誘ったから、Aちゃんを悩ませてるんだよね。気付いてた。けど、気付かないフリしてた。自分の事しか考えてなかった。ごめん。俺、最低だ」

ああ、神木さんが泣いている。
私は、どうしたらいいんだろう。
なんていえばいいんだろう。
触れる事も許されない。
今、私に出来ることなんて、あるのだろうか。

初めて聞いた、神木さんの私への想い。
こんなにも私の事を考えて、想ってくれていた。
それなのに、私はその気持ちを、仇で返す事しか出来ない。

最低なのは、私。

泣いていいわけ無いんだから、あるわけ無いんだから、だから、

「ごめん、Aちゃんまで、泣かせるつもりじゃなかった」

触れそうで触れない、神木さんの手。
触れようとして、躊躇った。
躊躇わせたのは、私。

今まで、自分の事しか考えてなかったのも、私。

キレイだったモノを、汚してしまったのも、私。

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設定タグ:神木隆之介 , アミューズ , 俳優   
作品ジャンル:タレント
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mari(プロフ) - 鼎さん» わかりました!!ありがとうございます。 (2016年4月8日 0時) (レス) id: 0155b92c5f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - mariさん» オリジナルの苗字は使用していません。読者様に自由に設定していただけるようになっています。ですので、主人公ちゃんには苗字の設定をお願いします! (2016年4月5日 6時) (レス) id: 50123c4a48 (このIDを非表示/違反報告)
mari(プロフ) - 物語に使われているオリジナルの苗字ってなんですか? (2016年4月5日 0時) (レス) id: 0155b92c5f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 由璃香さん» 嬉しいコメントありがとうございます!のんびり更新ですが完結まで頑張りますので、これからもこの作品をお願いします! (2016年4月3日 17時) (レス) id: 50123c4a48 (このIDを非表示/違反報告)
由璃香 - この小説、凄く面白いです!文章がとても綺麗で感動しましたっ!感情が複雑なのに理解しやすくて読みやすくて…。更新頑張ってください!楽しみにしています! (2016年4月3日 15時) (レス) id: 3786959345 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年1月9日 8時

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