【名探偵コナン】世界でたった一人の大切な人

知らぬ再会 ページ12

また爆弾騒ぎがあったらしい。



行くつもりはなかったけど、なんとなく胸騒ぎがした。行かなきゃ…って。何故か分からないけど。






そしてそれから少し経った後、爆弾があるところを突き止め、その内の一つである観覧車に今乗っていたのだが、少し想定外のことが起きた。










「……誰だ？」


『貴方こそ』







久し振り…と心の中でつぶやく。


サングラスなんて、前は着けてなかったのに。顔も前と少し違う。時というのは恐ろしいものだな。






「警察だ。すぐに降りろ。ここに爆弾がある。一般人を巻き込むわけにはいかない」


『どうやって？今から降りたら死んじゃうよ？』






松田はバッと外を見て今の状況を知る。
観覧車は地面から既に離れていた。





「くそっ……」





そしてしばらくすると観覧車は止まった。そして一つのメッセージが爆弾から届けられた。


それは次の爆弾の場所を爆発3秒前に教えるということだった。私が来なかったら松田は死ぬところだったのか。







『もう一つの爆弾の場所は米花中央病院だよ』


「は？」


『調べた。確認済み。騙されたと思って信じてくれない？』


「………分かった」






しばらくすると病院に爆弾があったと連絡が入り、無事観覧車は動き出した。







『……あと一つ、貴方の幼馴染から』



「……っ！お前、Aに―――――――」



『私は大丈夫だから心配しないで。私は何があっても松田の味方でいる。どんなことがあっても生きて欲しい。貴方が生きてるから私は頑張れる。

貴方の前から消えた理由は言えない。この先、また会うかもしれないし、会えないかもしれない。今私は貴方と正反対の場所にいるの。だから………』









私を忘れてほしい＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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