肆・神様は旦那様【QK】

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1st、2ndと順調にスケジュールが進んでいく。

8時間耐久クイズは、参加者はもちろん、
スタッフの疲労もなかなのものだった。

「河村くん顔色悪いよ？大丈夫？少し横になったら？」
「…けど、」
「河村大丈夫だよ、俺たちに任せて？」
「福良…すまん、10分だけ横にならせて。」
「OK、待ってるよ。」
横になる彼を確認し、
福良くんが「30分寝かせてください。」と耳打ちをして行く。

やっぱりいいコンビだよね、
私は控えめに「了解」呟いた。


3rd day Final stage

10人の猛者が集まる。
会場にはピリついた空気が張り詰める。

いつも通り、だけど特別な日に。

河村くんより早く会場入りした私はいつもの様に挨拶をし、最終チェックや参加者からの連絡に対応した。

「Aさん、控え室まで案内お願いしていいですか？」
「いいよ！丁度控え室に今日のスケジュール案内しに行くところだった！
…おはようございます。控え室に案内します。
こちらにどうぞ。」
「は、はい！」

緊張する学生くん。

トントン
「失礼します。本日のスケジュールをお伝えしに参りました。全員いらっしゃいますか？」

控え室を見渡し人数を数えるとさっきの彼で丁度そろった。

「では、まず始めに…おはようございます！
本日は会場まで足を運んで頂きありがとうございます。
そして、ファイナルラウンド進出おめでとうございます。
道に迷いませんでしたか？
緊張すると、いつも出来ることが出来なかったりしますよね。私はこういう日に限って寝癖直らないんですよ。」

ふふふ、と笑うと参加者の学生達はポカンっとしていた。

3→←雑務担当のお姉さんと何

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