肆・神様は旦那様【QK】

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｢依存しないタイプだけど、
Aさんは特別みたいだから。
それに、Aさんは自分経由で俺に会っても
嬉しさ4の申し訳なさ6で後で落ち込むと思うとも言ってたし。｣
今日だってそうでしょ？

sakuくんが優しく私に問いかける。

｢え、まぁ実際は他のファンの方たちに申し訳ないなっと思ってます…。｣
｢Aちゃん、真面目だね。｣
｢ただの一ファンなので、優劣とかなく皆平等でいたいんです。｣
やっぱり真面目！っとモネちゃんに笑われた。

｢だから、今日は俺のワガママとコネでAさんを呼びました。モネさん協力ありがとう。｣
｢いえいえ、私もさっくんのファンなのでwin-winです。｣
イェーイっとピースサインするモネちゃん。

｢…後は拓哉だな…。｣
｢あ、やっぱりそう思います？｣
何かを悟る私とsakuくん。
だから、ライブの話したら微妙な顔してたのか。

｢まぁ、これで顔合わせも出来たので、
今度ご飯行く時はAさんも一緒に行きましょう。｣
｢え！？あ、はい！｣
推し様にご飯に誘われてしまった！！

｢モネも行くー！
けどまた、Aちゃんのご飯食べたいな。｣
キュルルンっとおねだりしてくるモネちゃん。

｢え、いいな。俺もAさんのご飯食べてみたい。
拓哉いっつも自慢するんですよ！｣

｢え…なんだか恐縮です。
えっと、では今度我が家で飲み会でもしますか？｣
河村くん次第ですけど…と付け加える。

｢するするー！！
Aちゃん、さっくん、神様の説得任せたよ！｣

｢…拓哉の説得か…できるかな？｣
｢…どうでしょうね？
むしろ、モネちゃんが押した方が折れてくれるかと…。｣
任せられたが、全然説得できるビジョンが見えない。

｢モネ？んー、Aちゃん！
今神様と電話できる？出来ればビデオ通話で。｣
ニヤッと笑うモネちゃん。

だ、大丈夫だろうか？

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