公安のエースカップル２【降谷零】

５２話 ページ3

コ「Aさん、本当に聞いてないの？」

『…』

コ「本当に聞いてないみたいだね」

赤「組織が壊滅した」

は？
今この人何て言った？

赤「Aがまとめてくれた組織の情報を元に一気に畳み掛けたんだ。作戦は成功だが、被害は甚大だ。」

哀「敵も、見方もね」

私がいない間に随分と大きな出来事が…
誰も教えてくれないのだが？？？

コ「安室さんはAさんには絶対に話すなって言ってたんだ。まさか本当に誰も言ってないとは思わなかったよ」

待ってよ？
零は？
風見は？
みんなはどうなったの？

『そ、うなんだ…。私部屋に戻るね…』

コ「Aさん、大丈夫かな？」

哀「さぁ？けど彼女に安室って人の話はしない方がいいかもね」

そんな会話が少し消えたが何も聞こえないフリをして私は部屋に戻った。

？「失礼します。」

『⁉瀬名くん！』

瀬「すみません星宮さん、報告が遅れてしまって。」

『いいの、忙しかったんでしょ？今赤井さんたちから聞いたよ』

瀬「はい、例の組織を壊滅させられました。星宮さんのおかげです。上も星宮さんがデスクワークだけでも戻って来れないかと交渉しています。」

『何てお礼しよう…。』

瀬「Aさんがいなければ為せませんてましたから。幹部はキャンティ、コルン、ウォッカ、ラムは射殺。ベルモット、ジン、ボスは拘束して取り調べが終了。裁判がこれから始まります。」

裁判…。
おそらく内密に行われるのだろう。

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