イメージ・プレイリスト2【JW青桃/赤緑】

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「今日はしげとデート？」


「ただ寄り道して帰るだけよ？笑」


「立派なデートやん」


「じゃあ…うん、デートやな」




俺の腕の中で照れ臭そうに微笑む神ちゃん。


その顔がまぁ可愛くて、
俺も釣られて頬が上がる。

それから、良いなぁって、
ちょっと羨ましくもあって。




「デート中のしげってさ、どんなんなん？」


「えぇ？ 別に普通よ？」


「んーん。俺が聞きたいのは普通じゃないしげの方」


「それは、ちょっと恥ずいなぁ。笑」


「ええやぁん。お裾分けして♡」


「ん〜…まぁ、ちゃんと恋人してるで？」


「あ。曖昧な答えや。
しげは俺のやから教えたないって？」


「そんなんちゃう、けど、まぁ、それもあるかな」


「えっ。わぁ、あかん。
神ちゃんの独占欲レアすぎてニヤけてまう」


「なによもう。笑」




好きな人を思い浮かべて
微笑みながら答える神ちゃんは
とびきり可愛くて、キュンとする。


それはきっとその笑顔の秘密を知らん他の人が見ても
幸せそうなことが分かるほど。


なかなかおらんよ？

そんな表情が出てしまうほどの人を見つけるなんて。

だれだって探し続けてるもんやのにさ。



やから今目の前で大好きな神ちゃんが
楽しそうにしげの話をしてるのが嬉しくて。

デートでもこんな顔して話すんかなって。

しげもくしゃって大笑いしてるんやろうなって。



そう思うと、なんか、ええなぁって思う。

そういう関係性でデートするとか、
誰もが憧れるやつやもん。




「ふふっ。のんちゃんも誘ったら？ デート」


「へっ？」


「羨ましいって顔に出てる」




お見通しのように笑う神ちゃん。

図星の俺はほんの少し
抱きしめてた力を緩めて目線を外した。




「いやぁ…俺はその、相手が流星ですから…」


「やからこそ素直にならんと。なにせ流星やから」




さすが神ちゃん。分かってる。

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