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これまでいくつもの勢いと言い訳で
乗り切っていた心が折れそうになる。
いや…
正直分かってたよ。
いくら親友に告白されてたとしても
こんな感覚になってること自体が
ソレやって認めなあかんことくらい。
俺やって気持ちには素直な子やもん。
可愛い子見たら可愛いと思うし、
好きやと思ったら好きになる。
いくら親友でも
その気がないならすぐに断るし、
これからのちょうどいい関係性を考えると思う。
じゃあ今の俺がどんな行動をしてるか。
確かに流星からの告白は
めちゃくちゃ戸惑ってた。
そりゃもう思考回路が止まるほど。
けど。
いくら冷静になったとしても
俺の中で断るって選択が1番に浮かばなかったのは
最初から無意識にも薄々気づいてたのかもしれない。
今だってこれだけリアルにアプローチされて
まだ彼から離れてないということは
きっとそういうことなのだ。
「……流星」
「返事はしてええの？」
「ほんまに黙れって言われたい？」
「うそうそ。笑
どした？」
優しい顔で俺を見る流星。
それだけで胸が跳ねて
繋いでる手が汗ばんでしまう。
(ああもうほんま……いけずやわ…)
俺だってちゃんとモテてきたのに。
流星やって知ってるやろ？ なぁ。
今までずっと一緒におったんやから。
やのに結局見つけたんはこんな近くの奴やなんて。
これならあのハンカチの運命の方が
まだ夢物語だったかもしれないのに。
でも。
それもきっとすぐに知れる
タイクツな運命だ。
俺視点で名付けられていない、
飽き飽きした運命。
だからこそ。
今なら自分の気持ちが分かってしまう。
「なーに。呼んだだけ？笑」
「っ、」
飽きるほど見慣れたその顔と聞き慣れた声に、
これ以上ないほど心が安心して緊張する。
今日までの不器用なアプローチも
台詞みたいに真っ直ぐな言葉も表情も。
なにもかも初めてでドキドキして。
それがまたサマになるのがムカつくけれど。
それでも。
もうそろそろ誤魔化しが効かなくなったから。
繋がれた手の先の彼に…
期待してしまったから。
「……次は、いつ？」
「なにが？」
「やから、その…」
心臓がこれ以上ないくらい速い。
けれど今は決して
自分から逃げないように…
流星に繋がれていた手にぎゅっと力を込めた。
「っ、流星からのリベンジは…いつですか…」
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かみぶくろ(プロフ) - amさん» 最後までご覧いただきありがとうございました！完結した今はamさんにそう言っていただけて本当に嬉しく書いて良かったと思えます🥺これからも私なりにはなりますが書いていきますので、もしもご縁がありましたらよろしくお願いします💙💗 (2023年2月21日 13時) (
レス) id: d8343dd607 (このIDを非表示/違反報告)
am - 個人的にこれが見たかった！の詰め合わせのような青桃でした！また読み返させていただきます🙋🏻♀️💙 (2023年2月20日 16時) (レス) id: 164b3e8f91 (このIDを非表示/違反報告)
am - 完結おめでとうございます！いつも更新されたら飛んできてたくせに、毎日の楽しみが無くなるってなると寂しいです😢が、ナイスアシストの赤緑に加え、素直になった破壊力が半端ない桃くんと照れて余裕がない青くんが終盤で見れて楽しかったです〜！ (2023年2月20日 16時) (レス) @page38 id: 164b3e8f91 (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ(プロフ) - ゆいさん» ゆいさん、最後までご覧いただきありがとうございました✨青さん上手く書けてましたかね？！なら良かったです🥺嬉しいお言葉、本当にありがとうございます！また青桃さんは書いていきたいのでもしまた巡り会えましたらよろしくお願いいたします🥰 (2023年2月20日 13時) (レス) id: d8343dd607 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - でも天邪鬼桃ちゃんが可愛かったので末長くお幸せにという気持ちです💕素敵な青桃に癒されました！何度も読み返させて頂きます♥️ (2023年2月19日 23時) (レス) id: 127582e3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かみぶくろ
| 作成日時：2023年2月11日 17時
