イメージ・プレイリスト【JW赤緑/青桃】

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(好き、かぁ……)



意味は違えど送られたその言葉が
嬉しくてもどかしい。

神ちゃんは一体どんな気持ちで
この言葉を使ったのだろうか。


やっぱり俺って意識されてない？

ほんならもうちょっと頑張ってみたいんやけど。


どれくらいなら神ちゃんは揺らいでくれるやろか。

どこまでなら俺はこの気持ちを我慢できる？


考えては悶えて
まだまだ一進一退していく恋模様。


つい強気に俺のものにと夢見てはみるものの、
なるわけないかぁ〜と冷静さを取り戻すことにも
悲しいながらもう慣れてしまった。



『しげ、今日電話したい。できる？』



なんという絶妙なタイミング。

こんがらがる俺の心情を知ってか知らずか
誘われる甘い約束に口元が緩む。



(やっぱ俺…神ちゃんのことほんま好きや)



ずっと繰り返し更新していく好きを噛み締めながら
打った『ええで！』の3文字にその想いを込める。

いつか素直にその文字を俺も送れるように。

そしていずれ神ちゃんを目の前に
「好き」だと伝えられるように……




「小瀧」


「なに？」


「俺とお前。どっちが先やろな」


「はぁ？」


「いや、俺と流星か。この場合」


「なにがやねん。どういうこと？」


「いやぁ〜……ほんま、高嶺やわ〜！」




グッと顔を見上げた青空はのぼせるほど暑くて
清々しいほどに綺麗で気持ちが弾む。


まずは今日の電話から一歩。

この恋を実らせるためなら
もう怖気付いてやったりはしない。


やると決めたらやるのが俺やから。

覚悟して受け止めてや。


ほんで。

あわよくば笑って頷いてな。


そしたら俺も神ちゃんに負けんくらい笑って
思いっきり抱きしめるから。



途切れそうにない神ちゃんとのトークを眺める。

深く吸い込んだ息は
早まる鼓動を凪ぐように体へ回って
俺の決意表明と共に吐き出された。









END

［２曲目］キミの隣(青桃)→←.。

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