あかん、めっちゃ好き。【赤緑】 (ページ38)

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［夏の魅惑］ページ38

緑side

「はぁ〜疲れたぁ！」

「マジでしんど！笑」

かき氷もフランクフルトも食べて、
のんちゃんたちと海水浴もして…

昼過ぎに来てからほぼ休まずに謳歌した夏の海。

そんな俺たちがようやくパラソルへ戻ったのは、
眩しかった太陽が少しずつ傾いて、
黄色とオレンジが混じり始めた頃だった。

「あーーー肌あっつ！流星見てや。絶対焼けてる」

「ほんまや。赤い」

「ふふっ。2人ともガチで遊んでたもんな。笑」

「ほんま久しぶりにハメ外したわ」

「望、クリーム塗っとく？」

「おっ。ありがとう」

レジャーシートから
長い足が出てるのんちゃんと流星。

どうせなら飲み物でも買い足してこようか。

「ちょっと飲みもん買ってくるわ」

「あ、神ちゃん俺も行く」

「ええよ。すぐ戻るし」

「いや行く。ここに残る方が嫌やから」

「なんやねんしげ。
流石に人前ではなんもせんって」

ちょっと。笑

それはそれでどうなん流星。

でもまぁ今回は4人で楽しむ海水浴であり
ダブルデートみたいなもんでもあるから、
ここは引いてお願いしとこか。

「なら一緒に来てくれる？しげ」

「もちろん」

俺がそう言えばすぐに立ち上がるしげ。

そして昼間よりかはマシになった日差しの下へ出て
ビーチサンダルを引っ掛けるように歩き始めた。